牧場で、生きていく
サラブレッドを生産し、競走馬へと育てる牧場の仕事は、日本競馬の未来をつくる仕事です。
牧場への就業を考えているみなさんへ、メッセージをお届けします。
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01 メッセージ
牧場はすべての競走馬にとって、はじまりの場所です。
たとえば、誰もが知っているような名馬もどこかの牧場で生まれ、
多くの人に愛され、人びとに感動を与えるような、偉大な競走馬となりました。
牧場で働く私たちは、そんな競走馬の可能性を最大限まで引きだしてあげるために、
真剣に、まっすぐに、今日も愛する馬たちと向き合っています
はじまりの地から、日本全国の競馬場へ。
そして、その先にある、世界という大きな舞台へ。
輝く未来を夢見て、ここでは、人と馬がともに生きています。
02 競走馬生産・育成とは
サラブレッドは、生まれたときから競走馬と呼ばれるわけではありません。
日々の厳しいトレーニングで鍛え上げることで、サラブレッドは競走馬として成長していくのです。
- 生産
- 育成
- 調教
- 仕上げ
競走馬という命と向き合い、想いにこたえる強い馬を育てあげるのが牧場の役割です。
03 牧場での働き方
牧場にはサラブレッドの誕生に携わる「生産牧場」と、競走馬として育て上げる「育成牧場」、
そして生産から育成までを一貫して行う「総合牧場」に分かれます。
- 新しい命を育む、生産牧場
-
母馬となる牝馬を飼養管理し、種付け、妊娠、出産を経て、生まれた子馬が離乳するまで愛情をもって育てます。次の育成牧場へと旅立たせる役割を担います。
- 強い馬をつくる、育成牧場
-
若馬(1歳馬)に、鞍をつけ人を乗せるという基本をから始め、競走馬として速く走るというところまで訓練します。サラブレッドが持つ競走馬としての能力を引き出す役割を担います。
04 先輩たちの声
牧場には、さまざまな想いや目標をもった方たちが働いています。
先輩たちの声を参考に、自分が仕事をする姿を想像してみてください。
- 馬取扱技能職の試験に再びチャレンジしたいです。
- 気付いたら馬が好きになっていました。
- 白老ファームで誕生したのがドリームジャーニーでした。
- 今はとにかくもっと上達して一流のホースマンに近づきたいです。
- 何かあった時には早めに対応できるように早期発見早期治療を心がけています。
- 馬の目や顔や行動を観察して、変化や違いに気が付けるようにしています。
- 嬉しい、楽しいことはやっぱり馬に乗れるということですね。
- 馬と気持ちが通じ合っているなと感じる時に喜びを感じます。
- 繁殖と育成では馬も仕事内容も全然違うのでとても面白く充実しています。
- やりがいがありますし、牧場で働くというのは夢のある仕事。
- どんな馬でも任されるように、自分の技術を上げていきたいです。
- 乗馬の楽しさや、浦河の素晴らしいところを感じていただければと思っています。
- 情熱と熱意があれば馬に関わったことの無い方でも十分やっていけると思います。
- ナチュラルホースマンシップをもっと勉強したいですね。
- 無事に競走馬となってデビューし、活躍してくれることが何より嬉しいですね。
- 小柄だからこそ活躍できる場面もあるので、自分の長所を発揮していきたいです。
- ダノンプラチナが勝った、ゴールの瞬間は、やはり込みあげてくるものがありました。
- BTCの教官の方から「性格も良くて乗りやすい馬」と言ってもらえたことですね。
- 今、ここで働いている理由は、森本社長と同じ仕事をしたかったからです。
- 以前私はサンツェッペリンという馬の育成を担当していました。忘れられない一頭です。
- 父親が背中を押してくれたこともきっかけになりましたし、BOKUJOBのサイトも大変参考になりました。
- 「牧場で働こうフェア」に参加して、動物と接する仕事として、馬の仕事もあるのではと思うようになりました。
- 「馬は自分の鏡だと思って接してください」という言葉は、いつも心に置いて仕事しています。
- 26歳の時に念願だった馬の世界に飛び込みました。
- 携わった馬たちが無事にデビューして勝ち上がってくれることが一番嬉しいですね。
- もっとああしよう、こうしようと日々、向上心をもてる仕事だと思います。
- とにかく馬が好きで、将来、どんな馬と出会えるか、手がけた馬とどんなレースに挑めるのか、期待を膨らませて北海道に飛び込みました。
- 私にとってこの仕事は生活の一部。社長に言えばいつでも好きな時に休日をとらせてもらえるのですが、用事がある日以外は休みません。
- もしGIを勝ったとしてもそこで終わりではない。勝ったら勝ったで次がありますし、この仕事にゴールはありませんね。
- 生産者はもちろん、購買者にも喜んでもらえるような馬づくり。それを目標にしています。
- 将来は実家の生産牧場を継ぎたいと考えています。父親が創業した牧場ですから、それを継いでGI勝馬を出したいですね。
- 育成を選んだのは、自分で強い馬をつくりたいという思いが強かったからです。
- さまざまな馬の蹄を触れるのは馬産地にいるからこそ。日々、動きがある今の仕事が楽しいです。
- 本当に何も知らない素人からこの世界に飛び込んできたので、後輩にはこの世界で育ってきた人にはわからない、初歩の初歩からアドバイスをしたいですね。
05 牧場で働くためには
豊かな自然の中で競走馬の生産や育成に関わることのできる、牧場の仕事。
そんな牧場で働くためのルートは、大きく2つ。みなさんのスキルや希望に合わせてお選びいただけます。
- 01 すぐに牧場に就職
-
一定レベルの技術を持った方を採用するのが一般的ですが、初心者にも門戸が開かれている場合があります。実際の業務を通じて技術を身に着けることができます。
- 02 研修修了後に、牧場に就職
-
未経験者が専門のプログラムにより、生産・育成に必要な知識と技術を習得することができる研修制度です。習得したい内容によって研修が異なります。
牧場の仕事を詳しく知るイベント
毎年、競走馬の生産、育成を行うさまざまな牧場が集まり、この仕事の魅力などについて紹介するイベントを開催しています。
当日は、牧場の方々と直接お話しできるほか、研修相談エリアなどもご用意しています。