2015 体験会レポート(6日目)
2015 体験会レポート(6日目)
レポート(6日目)
最終日 ~研修風景見学、種牡馬見学~
長いようで短く、短いようで長い「牧場で働こう体験会」も最終日です。例年、最終日のこの日は「牧場で働こう体験会」の参加者が行う作業はありません。ホテルヒルズでの朝食後、向かうのは昨夜、夕食を食べながら馬産地のことをいろいろと教えてくれた生産育成技術者研修生の先輩たちの研修見学です。簡単そうにみえて、意外に難しい寝ワラあげや馬の手入れ。まだぎこちなさを残すとはいえ、自在に馬を操る先輩たちの姿を、将来の自分達に重ねあわせます。「この6日間は、自分の人生で大きな意味を持つ6日間になったと思う」「普段では経験できないことをたくさん学ばせてもらった」「牧場で働いてみたいという気持ちが強くなった」「もっといろいろな牧場を見てまわりたい」「もっとたくさんのことを経験したかった」などなど。6日間の感想は人それぞれですが、楽しさと、難しさを心に刻む時間としてくれたようです。
新ひだか町静内の日本軽種馬協会を出発して、社台スタリオンステーションへ。ディープインパクトやディープブリランテ、クロフネ(USA)など。今までテレビの画面やVTRを通してしか知らなかった日本競馬を盛り上げ、そして今もなお日本の競馬を支えている活躍馬たちを目の当たりにし、1週間の疲れもどこかへ吹っ飛んだようです。続いてノーザンホースパークに移動して昼食。そしてポニーショーや現在は競技馬として活躍しているデルタブルースやアドマイヤジュピタ、フォゲッタブルなどかつての活躍馬たちを見学するなど思い思いの時間を過ごしました。集合時間となり、バスに乗り込むと約15分で新千歳空港に到着します。一週間前、参加者の方々がもっとも心配していたのは「牧場の人たちや他の参加者とのコミュニケーション」でした。終わってみれば、杞憂に終わったようで、「競走馬の牧場で働くということ」を真剣に考える5泊6日になったようです。
「この体験会に参加できていなかったら、諦めていたかもしれませんが、もう一度よく考えてみます」という声もありました。
BOKUJOB事務局では「今回は天候にも恵まれ、怪我や病気がなく5泊6日のスケジュールを無事で有意義に終えることができて何よりでした。ご協力いただいた牧場の方々はじめ関係各位に感謝したい。全行程を通して、参加者同士の横の繋がりができたことも収穫だったと思います。反省すべきところは見直して、今後ともよりよい体験会にしていきたいと思います」とふりかえった。