1. ホーム
  2. イベントに参加する
  3. 牧場で働こう体験会
  4. 2015 体験会レポート(2日目)

2015 体験会レポート(2日目)

2015 体験会レポート(2日目)

レポート(2日目)

各牧場で仕事体験

牧場の朝は早いです。この日、16人は午前6時からAERUで朝食を取ったあと、7時30分にはスタッフが運転する車に分乗しそれぞれの受け入れ牧場に向かいます。この体験会は、特別なカリキュラムがあるわけではなく、牧場での作業はそれぞれの牧場に一任されていますが、基本的な部分では同じものです。参加者のキャリアは「乗馬経験がある」という人から「馬に触ったこともない」という人までさまざまですが、牧場の仕事は「あいさつ」からスタートします。

各牧場での仕事体験レポート(2~4日目)

午前は牧場実習、午後は乗馬体験

この日、高村牧場に到着した男子高校生3人を待っていたのは「夜間放牧を終えた母馬と当歳馬、そして1歳の集牧」でした。年齢こそ近いものの、まったく異なる環境で育った3人。乗馬経験のある人もいたようですが、共通していたのは「馬に対しては初心者」ということです。戸惑う3人に馬を引くときの注意点を教えながら、実際に手綱を取らせます。「牧場で働きたいという意欲を持った参加者ですから、馬に触ってもらうことを第一に考えました。馬が危険な動物ではないということ。もちろん、危険な場合もありますが、作業を通して馬という動物を好きになってほしいと思っています」と高村伸一さん。「初心者」という参加者にとってはドキドキの時間だったと思いますが、生まれたときから人間とのコミュニケーションがしっかりと取れている馬たちにとって「馬房へ帰る」という行動は決して危険なものではありません。放牧地から厩舎までは決して長い距離ではありませんが、手綱をとった参加者にとってはとても有意義な時間になったことは間違いないと思います。
続いて、装蹄見学。装蹄師が来場し、このあと高村牧場での体験乗馬でお世話になることになるポニーの手入れを行います。なかなか見る機会がない装蹄の実習に参加者は興味津々。こんな貴重が経験ができるのも「牧場で働こう体験会」ならではの一コマです。
あっという間の3時間が終われば昼食をはさんでAERUでの乗馬体験です。「初めて馬に乗る」という人もいれば「乗馬経験者」もいて、キャリアに併せたグループ分けをおこなってレベルにあわせた乗馬を楽しんでいただきました。

夕方は講義を受講

夕方からはJRA日高育成牧場職員による座学。今年50周年を迎えた日高育成牧場の歩みや普段行っていること。あるいはウマという動物について学びます。これもまた貴重な経験。牧場での就業経験というと馬の手入れや厩舎作業などをイメージする人が多いと思いますが、目や耳から入る情報もまた牧場という仕事をしていく上では不可欠なもの。明日の作業には必要がないものかもしれませんが、いつの日かきっと役に立つような、そんな貴重な話を聞かせていただきました。その後は講師職員やゲストの牧場関係者の方との懇親会。ここでも貴重な話を伺うことができました。

過去のレポート