2024 Webフェアレポート

2024 Webフェアレポート

2024年は、5年ぶりに関西フェアを開催するなど、BOKUJOBではコロナ禍以前の2019年と同規模で就職フェアなどの牧場就業・進路相談、就業体験イベントなどの対面式・参加型の活動を実施しました。
一方で、「遠方に住んでいるため、フェアに参加できない」「サポートデスク当日に予定があり、日程が合わない」などを理由に、対面式での牧場就業・進路相談活動への参加が難しい牧場就業希望者も全国各地に多数存在することから、こうした方々に向けて、本年もWebフェアを開催しました。
本年のWebフェアは、11月9日(土)、10日(日)の2日間で開催しましたが、全国から牧場就業希望者27名の参加申し込みがあり、11牧場の採用担当者、JBBA(日本軽種馬協会)およびBTC(軽種馬育成調教センター)の研修機関の教官やBOKUJOB事務局との牧場就業・進路相談に臨みました。
当日キャンセルとなった3名を除く参加者24名のうち、将来の牧場就業や研修機関への入講を希望・検討している中学生、高校生および大学生は11名でしたが、一方で就職をしたものの、競走馬の生産・育成の仕事を志して転職を考えている社会人・既卒者は半数を超える13名が参加しました。
今回のWebフェアでは、参加者が登録した属性(年齢、経験や希望牧場種別など)と参加牧場・団体が希望する属性をマッチングすることで面談日時を設定し、2日間合計で延べ98面談が実施されました。
2日間で10件近くの面談を行った参加者、業務で忙しい最中に時間調整して参加した牧場・団体のなかには10件の面談を実施した牧場など、活発な牧場就業相談や進路相談が行われました。

Webフェアを終えて

Webフェア終了後、参加牧場・団体と参加者に対してアンケートを実施しましたが、参加牧場・団体からの回答では、参加者について「参加者は牧場就業に対して真剣に考えており、様々に勉強されていると感じた」、「面談した中学生、高校生は将来を期待できる人材であった」とのご意見があり、Webフェアについても「参加者にとっても、複数の牧場・団体から情報を得ることで、選択肢を広げることができる貴重な機会」、「年々認知度が高まっており、それにより参加者の質も高まっている」などWebフェアの継続を望む回答がありました。
また、参加者からの回答では、各担当者と直接面談することで、「牧場の仕事や研修の内容が解って良かった」、「牧場就業の流れが解って良かった」、「牧場や研修の雰囲気が解って良かった」との回答があり、多くの参加者が次回のWebフェアや通年のWeb相談会に「参加したい」と回答していました。
こうした回答やWebフェア後に面談先の牧場でインターシップを行った参加者を確認したことなど、本年のWebフェアは、参加牧場・団体、参加者双方にとって有意義な開催であったと考えています。
参加牧場・団体のWebフェアに対する期待、岩手県、島根県や長崎県などに在住する参加者や参加日時が限定される社会人からの「遠方のため、オンラインで良かった」、「日程調整ができるWeb開催で良かった」との回答から、Webを利用した相談活動を継続していく必要性を再確認しました。
また、本年の参加者のうち5人は、BOKUJOBが実施する相談活動やイベント(サポートデスク、研修コース合同見学会)の参加者であったことを踏まえ、対面式・参加型の活動とWeb方式の活動それぞれの利点を活かしながら、連続性のあるBOKUJOB活動を展開していくことで、今後も牧場就業を希望する若者を支援できれば、と考えています。
参加牧場・団体の皆様、参加者の皆様、Webフェアへのご参加ありがとうございました。