2024 関西フェアレポート

2024 関西フェアレポート

10月26日(土)、27日(日)に、JRA京都競馬場ステーションサイド3階特設エリアにおいて「BOKUJOB2024関西フェア」を開催しました。コロナ禍による休止を経て5年ぶりの開催となった「BOKUJOB2024関西フェア」ですが、前回2019年から、実施時期(6月→10月)及び開催競馬場(阪神競馬場→京都競馬場)を変更し、2023年にリニューアルされたスタンドにおいて文字通り装いも新たに開催されました。

スムーズな運営体制

関西フェアとしては前回開催と比べて会場の配置も大きく様変わりし、6月に開催した「BOKUJOB2024メインフェア」と同様に、相談者が“ゆったり”と“静かに”相談を行うことが出来ることを第一に考え、「交流エリア」「就業相談エリア」「研修相談・進路相談エリア」「受付ブース」を効率よく配置しました。来場された相談者には、まず初めに「交流エリア」にてBOKUJOB事務局員から牧場就業に関する基本的な説明を聞いていただきます。これは、既に面談希望を持って来場された方にとっても、牧場就業に対する希望や相談内容が漠然とした方にとっても、この後の牧場や団体との面談の準備となるものです。ここでご自身が進みたい方向性等についてコミュニケーションを取り、その内容を受けてBOKUJOB事務局員が相談者と牧場・団体のマッチングを行いました。
続いて相談者は「就業相談エリア」「研修相談・進路相談エリア」で牧場・団体との面談を行います。多くのブースにおいて、パンフレットやPCを使用して視覚に訴える効果的な説明を行っており、また、採用担当者が親身に相談に乗ったり質問に答える様子が見られました。
いずれのエリアでも、開始1時間後には順番待ちが発生するような盛況ぶりでしたが、面談者の面談意向に対して牧場の空き状況を管理する「案内デスク」が効果的な役割を果たし、スムーズな会場運営が出来ました。

牧場就業への思いを強くした相談者

本年は10月の開催ということで、主に2026年度以降に卒業見込みの高校生や大学生が相談を通じて牧場就業への関心を高めていただくとともに、翌年以降に行われるBOKUJOBイベント(牧場で働こう体験会や研修コース合同見学会)へ参加する契機となることが期待されましたが、2日間を通じて相談者が107名、その保護者や学校関係者を含めると150名と多くの皆様にお越しいただきました。また、相談者お一人あたり平均3件以上の牧場・団体との面談を行っていただけたことで、その満足度も高かったのではないでしょうか。
相談者の皆様からのアンケートにおいても、

  • 色々な牧場の方に相談することが出来て良かった。
  • 今後の進路の参考になった。
  • 各牧場・団体の担当者に業界や進路について親身の説明が受けられて良い経験となった。
  • 牧場の仕事に漠然とした興味があったが、就業を具体的にイメージすることが出来た。

といったように、前向きな意見を多くいただくことが出来ました。

相談ブースは活気あふれる2日間に

「就業相談エリア」「研修相談・進路相談エリア」には関西を拠点に持つ8牧場に加えて、北海道に拠点を持つ10牧場・5団体の計23牧場・団体が出展、前回の14牧場・団体から大幅増となりました。
既述のとおり、今フェアは「案内ブース」で各ブースの空き状況を管理し、効率よく相談者をブースに案内する体制にて実施しました。その結果、相談者は自身が相談を希望するブースだけでなく、様々なブースを訪問することになり、相談件数は2日間で延べ375件にも上りましたが、各牧場・団体でも限られた時間・担当者を上手に活用しながら、相談者に対して丁寧に説明を行っている様子が窺えました。
参加牧場からは

  • 丁度よい相談数だった。参加者も多くの牧場を回れて良かったのではないか。
  • 以前よりも参加者が多いと感じた。関西だけでなく北海道の牧場も参加したことは、相談者にとって良かったのではないか。
  • メインフェアと比較すると参加者は少なかったが、真剣に就業を検討している相談者が多くて有意義であった。

といった声が聞かれました。

一方、メインフェアで盛況であった「研修相談・進路相談エリア」には、同様にJBBA、BTC、JAしずない、ひだか・ホース・フレンズ、北海道静内農業高校の5団体が出展されました。研修を経てスキルを身につけた就業者は牧場からのニーズも高く、牧場就業希望者にとっても進路の選択肢が増えることから、今フェアでも人気が高く、来年以降の受検を検討する方とその家族を中心に、多くの相談者がブースで熱心に説明に耳を傾けていました。今後も「研修相談・進路相談エリア」の充実を図っていきたいと思います。

SNSによる情報発信

関西フェアにおいても、各種SNS(X、Instagram、Facebook)を用いて開催告知や参加牧場・団体の情報発信を行いました。相談者アンケートにおいても、SNSとインターネット(BOKUJOB公式サイトやJRAホームページ)が参加の動因として多数を占めており、引き続きSNSやインターネットでの情報発信の強化を図るとともに、BOKUJOB活動の認知度向上に努めていきます。

最後に

コロナ禍後初めての開催となった「BOKUJOB2024関西フェア」。実施時期・場所も以前から変更しての開催となりましたが、5年前の開催と同様に多くの相談者に来場いただき、盛況のうちに終了しました。会場内は、牧場就業に夢を抱く若者たちの熱気に溢れ、またその夢の実現に向かって背中を後押ししようとする牧場・団体の関係者の熱意を感じられる2日間となりました。ありがとうございました。
BOKUJOBでは今後も、牧場で働こう見学会(関東・関西)、牧場で働こう体験会、研修コース合同見学会等の各種イベントの開催や、サポートデスクやWeb相談会といった就業を希望する皆様のサポートする活動を全国で展開していきます。
これらの情報は、BOKUJOB.com、SNS、BOKUJOB YouTubeチャンネル等で発信していきますので、どうぞご覧ください。

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