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2025年体験会レポート(5日目)

2025年体験会レポート(5日目)

レポート(5日目)

就業体験もあっという間に最終日に


馬房清掃にも慣れてきました!

本日は、4日間にわたる就業体験の最終日。昨日まで続いていた「緊急安全確保」措置も解除され、参加者は昨日分を取り返すべく意気込んで、それぞれの牧場へと向かいました。
本日レポートするのは、約110年の歴史を誇り、シンザンを生産したことで広く知られる浦河町西幌別にある谷川牧場です。
今年から就業体験へご協力いただく谷川牧場では、女子参加者3名が谷川寿郎専務や牧場スタッフの皆様に挨拶をして、早速就業体験をスタートしました。すでに前半2日間を中島牧場で体験してきたこともあり、3名はテキパキとした動きで作業を進め、ボロ拾いやフォークを使った寝藁上げを行いました。就業体験初日とは違い、自信を持って作業に取り組んでいる姿が印象的でした。

また、この日は装蹄師が来場し、装削蹄の作業が行われるとのこと。普段はなかなか見ることのできない装蹄師の仕事を間近で見学できるのも、馬産地の現場での体験ならではの貴重な経験でした。参加者は装蹄師の手際良い作業を熱心に見学していました。

午後5時を迎え、4日間の就業体験が終了しました。昨日の津波警報の影響で後半の体験が半日以上短縮されたこともあり、参加者たちは名残惜しそうな様子でしたが、それでも貴重な経験をさせていただいたお礼の挨拶をし、それぞれ牧場を後にしました。

牧場を後にする参加者の姿には達成感が感じられました。


BTC研修の教官、修了生との懇親会

その後、午後6時30分からは、BTC研修の教官や、牧場で就業している研修修了生との懇親会が開催されました。懇親会の席では、教官や研修生の「先輩」となる修了生を前に参加者の自己紹介が行われましたが、参加者の多くはBTC研修受講を検討していることもあり、緊張して口数が少ない様子が見受けられました。この状況に、各テーブルの事務局員が参加者の体験会参加動機や体験会でのエピソードなどを話すことで、徐々に和やかな雰囲気になり、参加者たちは教官や研修修了生に積極的に質問をするようになりました。


各々の言葉で体験会の感想や将来を語る参加者

懇親会も終盤に差し掛かると、参加者たちが「4日間の牧場就業体験の中で学んだこと」をテーマに発表する時間が設けられました。発表の中では、「4日間があっという間と感じるほどの充実した経験ができた」「一番得たものは“経験”と“達成感”」「就業体験を通して、自分の成長を実感した」という前向きな感想がありました。一方で、「YouTubeなどではわからなかったが、牧場作業はとても難しかった」「能力や体力の不足を痛感した」といった実際に体験を通じて感じたリアルな実感もありました。参加者たちは、緊張しながらも率直に話し、今回の体験会を通じての成長を感じさせてくれました。

それぞれ「牧場で働きたい」「競走馬の牧場に興味が湧いた」という前向きな言葉で発表は締めくくられ、参加者一人ひとりがこの4日間の体験をどう活かすかについて思いを馳せていたようです。事務局としても、この体験会が今後の進路選択や夢に向けた一歩を踏み出すきっかけとなることを願ってやみません。