2017 体験会レポート(6日目)
2017 体験会レポート(6日目)
レポート(6日目)
最終日~研修風景見学、種牡馬見学~
長いようであっという間の最終日。この日は午前7時30分に宿泊地を出発して再びJBBA日本軽種馬協会静内種馬場へと向かいます。この日は、前夜、夕食をともにした先輩研修生の研修見学です。騎乗者養成研修のときもそうでしたが、体験会参加者にとっては自在に馬を操る(ように見える)先輩研修生も、実はまだ入所4か月足らず。牧場で、何もできなかった自分と重ねあわせることでよりいっそう、先輩たちがまぶしく見えます。移動時間の関係で約1時間の見学でしたが、それぞれの心に残る実習見学となったかもしれません。
新ひだか町の日本軽種馬協会を出発して向かう先は社台スタリオンステーション。ここで日本の競馬を彩った名馬、生産シーンを引っ張る種牡馬たちとのご対面です。ディープインパクト、オルフェーヴル、キングカメハメハ、ロードカナロア、ハーツクライ、エイシンフラッシュなどなど今まで遠い世界にいた馬たちが、自分たちだけのために引いて出されます。
それは、17人がスタリオンを訪れるファンではなく、ホースマンの卵だからという社台スタリオンステーションの粋な計らいでもあるのです。
そしてノーザンホースパークに移動して昼食をとった後は自由時間という名の"放牧"。1週間前は初対面の見知らぬ人同士でしたが、今では同じ志を持ち、そして同じ時間を過ごした仲間同士です。気の合った仲間同士で、同パークで第2の馬生を過ごすデルタブルースやバランスオブゲーム、アロンダイトなどとの再会や、今や北海道観光の目玉のひとつともなった「ハッピーポニーショー」などの見学。あるいは馬産地研修の思い出にお土産品を買い求めるなど様々ですが、はっきりと言えることはたった5泊6日の体験会ではありますが、参加いただいた方々の顔がはっきりと大人になったということ。「すべてが新鮮で、すべてが楽しく、またここに帰ってきたい(16歳女子)」「ホースマンとしての第一歩を踏み出せたような気がする(17歳女子)」「実際に働いている人の声を聞けたことが1番よかった(17歳女子)」「将来設計に役立つ経験が出来た(17歳男子)「スタッフの方々が親切で嬉しかった(16歳男子)」「馬に対する愛情や、馬に接する喜びを改めて感じることができた(24歳女子)」など思いは様々でしたが、私たちにとっても有意義な時間となりました。