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2021 体験会レポート(6日目)

2021 体験会レポート(6日目)

レポート(6日目)


JBBA山口次長による研修についての説明

「夏休み牧場で働こう体験会」も最終日の朝を迎えました。朝7時に朝食をとり、向かう先は前日の夕方に訪問した日本軽種馬協会静内種馬場です。この日は、昨日見学できなかった現役の研修生の実習を見学させてもらいました。年は大きく離れていませんし、研修に参加するまで馬を世話したことはもちろん、触ったこともない人がほとんどでしたが、馬を楽々と乗りこなす姿にびっくりしていました。なぜならば、1年間の研修制度とはいえ、4月に入学した先輩研修生はまだ4か月が過ぎたばかり。ここでの見学は短い時間でしたが「研修生は皆さん伸び伸びと楽しそうに学んでおり、自分もここで研修をしたい」感じている参加者も何人かいるようでした。

次は、日高町豊郷にあるダーレー・ジャパンファームの見学です。ダーレーは世界的に展開している競走馬の生産組織です。日本ではスプリンターズステークスを制したファインニードルやタワーオブロンドン、NHKマイルカップを制したダノンシャンティなどを生産しています。


ダーレー・ジャパンファーム増田さんの説明

最初に代表取締役ハリー・スウィーニィさんから牧場についての説明があった後に、レーシングオフィスアドミニストレーターの増田悠弥さんから施設を案内していただきました。さすが世界的に展開している牧場だけあり国際色豊かで、従業員は外国の方も多く馬匹の管理や業務連絡なども英語で行われていることに驚いていました。また、実際に調教をしている所も間近で見せていただきました。1,200mの坂路コースは先が見えないくらい長くて圧倒されたのに加え、実際に競走馬が走っている姿は迫力があり、将来は自分もこの坂路で調教してみたいと思った参加者もいました。


最後の昼食

ダーレー・ジャパンファームの後は、ノーザンホースパークへ移動して昼食、そして場内の自由見学です。ここは、これまでの見学施設とは少し違い牧場というよりは馬と触れ合える公園で、体験会最後の時間をぞんぶんに楽しんで欲しいと思い、スケジュールに組み入れています。

ここには、ウインドインハーヘアやデルタブルースなど、かつての名競走馬たちがたくさんいます。残された時間の中で有名馬の見学を楽しむグループや、お土産を買う人。それぞれが、新しい友人たちとそれぞれの自由な時間を過ごし、出発地点の新千歳空港から帰路につきました。

体験会終了後、「牧場での仕事を現地で体験でき、実際に仕事をしている人から直接話を聞けたことがよかった」「特別な施設や名馬を生で見学できたことがよかった」といったようにさまざまな声が届けられています。その一方で「新型コロナウイルの影響で牧場の人々や研修生と余り交流ができなかった」「見学のスケジュールがタイトなためじっくりと見学できなかったので、もう少し余裕のある見学スケジュールにして欲しい」という声も。その双方を完全に満足させることは難しいかもしれませんが、いただいた声は今後にしっかりと反映させていきたいと考えています。今回は新型コロナウイルスの影響下での実施となり、感染予防対策に細心の注意を払っての実施となりましたが、参加者の方々におきましては感染は勿論のこと、ケガや病気もなく体験会を終了させることが出来たことに改めて感謝申し上げると同時に、参加者同士、あるいは牧場関係者、私たちスタッフと充実した時間を過ごしていただきましたことに厚く御礼申し上げます。

最後になりましたが、ご協力いただきました牧場の方々、ならびに関係者のみなさまに心から感謝申し上げたいと思います。


明日に向かってジャーンプ!

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