2021 体験会レポート(4日目)
2021 体験会レポート(4日目)
レポート(4日目)
体験会の内容も後半に入ります
牧場体験も今日の午前中で終了です。
テイエムオペラオーの生まれ故郷である(有)杵臼牧場は、生産そして中期育成牧場です。ここでは、「将来は牧場を経営してみたい」という大きな夢を持った大学生の男子1人と「将来は牧場で働きたい」という普通の夢を持った高校生の女子2人がお世話になりました。前日に引き続き放牧に出されていた馬を厩舎に戻すことから始まりです。体験初日から感じてはいたのですが、厩舎のスタッフが放牧地の出入り口に近づくと、ほとんどの馬たちはすぐに集まってきました。また、遠くにいた馬たちも名前を呼べばすぐに近づいてきました。つくづく馬って賢い動物だなと実感していました。
力仕事・疲労
馬を厩舎に戻し手入れをした後は、放牧地にある馬のボロ(糞)を拾いました。また、厩舎にいた馬を放牧に出すときに、同じ放牧地にいる馬は誕生日が近いということを教えていただき、馬も人間の幼稚園のように年少組と年長組に分けて育てていることに感心していました。牧場の敷地は広く、真夏の暑い中で馬を集放牧するため色々な場所に移動したことで沢山の汗をかきました。また、牧場の仕事は力作業であり屈んでいる時間が長いことから、慣れるまでは大変な作業であることを実感しました。
午前中に作業を終え、静内組は浦河組の待つ浦河のホテルに向かいます。
浦河町のホテルで3日ぶりの再会をすませると一緒に昼食をしました。実はこれが今回の体験会で初めてとなる参加者全員が集まった食事でした。静内組と浦河組は初日のバス移動以外では、ほとんど接点がなかったこともあり食事の席ではぎこちなさが残っている感じでした。
食事の後は浦河町の優駿ビレッジAERUにて体験乗馬。
今回の体験会の大きな楽しみの一つです。参加者の中には体験先の牧場で一足先に乗馬体験をさせていただいた人もいましたが、参加者にとって乗馬は何回やっても楽しいものです。今回は一人ではなく、この体験会で知り合った仲間たちと一緒です。北海道の広い草原を馬で歩く楽しみは何事にも代えがたく、お昼ご飯の時はぎこちなかった面々も、同じ楽しみを同時に共有できたことで、距離が一気に縮まったような気がしました。
夜は浦河町の隣町である様似町の様似共栄牧場の辻陽さんを交えての夕食です。辻さんは今年の新潟大賞典(GⅢ)に優勝したサンレイポケットの生産者で、牧場で働くことについての魅力や苦労についてお話をしていただきました。参加者は辻さんのお話しに興味津々で活発な質疑応答が行われました。その後は、参加者全員に体験会前半の感想と後半に向けての意気込みを語ってもらいました。