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2016 体験会レポート(3日目)

2016 体験会レポート(3日目)

レポート(3日目)

各牧場に泊まりで仕事体験

牧場の朝は早いです。「客としてではなく、研修生として扱っていただいたことが嬉しかった」と感想を述べた参加者もいましたが、多くの牧場では午前5時、夜間放牧を終えた馬たちの集牧からスタートします。研修生が扱っても危険が及ばないような馬がいる場合は手綱を任せてくれることもありますが、基本的に馬を扱う仕事はベテランスタッフが行います。参加者は馬房に戻ってくる馬にための「水やり」「餌やり」「厩舎廊下の掃除」などが仕事となります。繰り返しになりますが、決して雑用ではありません。丈夫で強い馬を育てるためには、毎日、誰かがしなければならない仕事なのです。それから、ベテランスタッフが放牧から戻ってくる馬のボディチェック、それから手入れです。受け入れる牧場によってはおとなしい馬を相手に恐る恐るブラッシングをさせてもらうような場面もあったようですが、初めて触る馬の大きさと温かさにびっくり。「将来、この業界で働くために、馬という動物のことをもっと知りたかったので、参加できてよかった」という参加者もおり「ブラッシングの間、馬が大人してくれたことが嬉しかった」という感想も聞かれました。牧場側の「馬に親しんでほしい。馬って怖い動物じゃないということを知ってほしい」という思惑と一致したことに私たち事務局もほっと胸をなでおろしました。
単純作業のように見える馬の「餌やり」も、繁殖牝馬の体調などによって飼葉の配合を変えていることや、必要な場合はサプリメントなどを加えたりしていることを知って2度びっくり。馬を育てるという仕事の奥深さをしるきっかけにもなりました。
作業を終えたあとは、昼食をはさんで再び厩舎作業です。放牧を終えた馬の馬房掃除。寝藁干しなど。これらの仕事は前日に経験させてもらったことでもありますので、受け入れる牧場によっては「育成見学」や「乗馬体験」「削蹄見学」などを体験させてもらうケースもあったようです。そして、この日の夜は牧場での2泊目となります。「1泊と2泊では全然違う。限られた時間ではありますが、牧場の生活を理解して欲しい」という牧場主も。実は、この2泊は牧場側の負担もさることながら参加者がどのように受け取ってくれるかを心配していたのですが多くの参加者が「短かった。もっと長く体験したかった」という感想を残してくれたことにスタッフ一同、ホッとしています。

各牧場の様子は下記のページをご覧ください。

各牧場での仕事体験レポート(2~4日目)

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