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2024年体験会レポート(6日目)

2024年体験会レポート(6日目)

レポート(6日目)

体験会も最終日に


屋根付き1,100mの坂路コースでの調教見学

「牧場で働こう体験会」も最終日の朝を迎えました。
親元を離れ、初めての牧場での就業体験や憧れのBTC・JBBA研修施設見学などハードスケジュールが続きなか、参加者全員がホテルロビーに元気に集合。なぜなら、最終日の本日は参加者にとって、ご褒美というべき1日だからです。
本日は、最初に新冠町にある(有)ビッグレッドファームを訪問しました。日高管内に7つの牧場を構え、また美浦トレーニング・センターからほど近い茨城県にも調教場を持つこの牧場は、生産から育成、そして競走馬の休養なども行う一方で、種牡馬7頭を繋養する日本有数の総合牧場です。
最初に、現場責任者の長田基洋さんに施設について説明いただいた後、屋根付き1100㍍の坂路コースに移動して、坂路調教の様子を見学。
最後の数十メートルは、調教馬が自分でブレーキをかけるために傾斜をきつくしているとの説明を、参加者は熱心に聞いていました。


BRF種馬場にて種牡馬見学

その後、再度バスに乗って種馬場に移動。
種馬場では、ご厚意で現役時の活躍はもちろん種牡馬としても活躍中のゴールドシップ、ベンバトルやウインブライトなどの種牡馬を見学させていただきました。
有名種牡馬を間近で見るという貴重な経験に、夢中で何枚も写真を撮っている参加者が多くいました。
夢のような時間でしたが、次への見学先に向かう出発時間となり、参加者はバスに乗り込みました。


社台スタリオンにて種牡馬見学

バスに乗り込んだ参加者が次に向かう見学先は、勇払郡安平町にある社台スタリオンステーションです。
社台スタリオンステーションは、日本の競馬界を代表する競走成績と種牡馬実績を誇る種牡馬を多数繋養しており、競馬ファンなら誰もが知っている有名なスタリオンステーションです。
場内では、ご厚意で見学者用のデッキから見学させていただき、三輪圭祐さんの案内でオルフェーブル、コントレイル、キタサンブラック、イクイノックスといった有名種牡馬10頭が次々に登場しました。
このような有名種牡馬を見学させていただく機会は参加者にとっても初めてとなりますので、その貴重な体験に参加者は、三輪さんの説明に真剣に耳を傾けながらも、その雄姿を夢中でフレームの中に収めている姿が印象的でした。


参加者全員で最後の食事です!

社台スタリオンステーションの見学が終え、参加者が最後に向かうのはノーザンホースパークです。ノーザンホースパークは、国内外の約80頭の馬が繋養され、乗馬や馬車、ポニーのショーなどのアトラクションが楽しめる、馬とのふれあい大自然を満喫できるテーマパークです。
到着後、体験会最後の昼食、そして場内の自由見学です。
これまでの見学施設と異なり、馬と触れ合える公園で、仲間とともに体験会最後の時間を楽しく過ごして欲しいと思い、スケジュールに組み入れています。


5泊6日の体験会、お疲れ様でした!

ここでは、残された時間のなかで、ウインドインハーヘアなどの有名馬の見学を楽しむグループやお土産を買うグループなど、それぞれが体験会を通してできた友人たちと自由な時間を過ごし後、終着地の新千歳空港に向かいました。

6日間に亘った体験会の疲労もあり、車中眠る参加者もいましたが、全員無事に新千歳空港に到着しました。空港の出発ロビーで解散の後も、新しくできた友人と語り合う様子が印象的で、1日目から各々が成長した姿が窺えました。

体験会の終了後に、参加者からは「牧場での仕事を現地で体験でき、実際に仕事をしている人から直接話を聞くことができて良かった」「研修施設の見学や研修生との交流を通して、自分が目指す場所だと確信できた」「5泊6日が短く感じられるくらい充実した経験を得ることができた」「特別な施設や名馬を見学することができて良かったで」と意見がありました。限られた日程で行う体験会であることから、参加者全員が満足する体験会を実施することは難しいことですが、来年以降の体験会が有意義なものになるよう実施内容を検討していきたいと考えています。

本年も大きなケガや病気もなく体験会を終えることができたことに、参加者に感謝すると同時に、参加者同士、あるいは牧場関係者、私たちスタッフと充実した時間を過ごしていただきましたことに御礼申し上げます。

最後になりましたが、ご協力いただきました牧場・施設の皆様ならびに関係者の皆様に心から感謝申し上げたいと思います。

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