2018 体験会レポート(6日目)
2018 体験会レポート(6日目)
レポート(6日目)
最終日~研修風景見学、種牡馬見学~
いよいよ最終日の朝を迎えました。この日は、前日に夕食をともにした生産育成技術者研修第40期の研修生たちが行う騎乗訓練の見学です。研修がスタートして約3か月。まだ自由自在とは言えませんが、自分たちが一昨日に体験させてもらった体験乗馬に比べれば研修の成果は明らかです。育成技術に特化した研修制度か、総合的な知識と技術の修得を目的とする研修制度か。耳にしただけでは違いがまったく分からないだろう2つの研修制度も実際に目の当たりにすることで違いが良く分かります。実は、BOKUJOBの体験会に参加した方が翌年、もしくは数年後にこの研修制度の門戸を叩くケースはとても多いのです。
見学を終え、新ひだか町静内を出発した一行が向かう先は安平町の社台スタリオンステーション。改めて説明するまでもありませんがディープインパクトやキングカメハメハ、ハーツクライ、ドゥラメンテ、モーリスといった日本を代表するトップスタリオンを繋養する種牡馬施設です。次々と紹介され、目の前にいるのはテレビの画面を通してしか見ることがなかった競馬場でのヒーローたちです。そして、最後はディープインパクトとの記念撮影。馬と生活をともにした5泊6日という体験会の最後を飾るに相応しい演出だったかもしれません。やや駆け足になりましたが、同スタリオンの徳武英介さんから馬の血統や個性などの説明を受け、同じサラブレッドでも大きな違いがあることを教えていただきました。
昼食はノーザンホースパーク。ここにもかつての競走馬たちがたくさん在籍しています。昼食後には自由時間が設けられており、ポニーショーを見学するグループや土産を買うグループ、あるいは乗馬厩舎でかつてのヒーローたちとの再会を楽しむグループなど思い思いの時間を過ごし、新千歳空港から帰路に着きました。
今回は台風の影響もあって開催が危ぶまれたこともありましたが、参加者同士が打ち解けるまでの時間が短く、終わってみれば例年以上に充実した内容になったと思います。今回の体験会に参加していただいた方の中から1人でも多くの方が競馬サークルの仲間入りを果たしてくれたら嬉しいです。
最後になりましたが、ご協力をいただいた牧場の方々、関係者の皆さまに心より感謝申し上げたいと思います。