1. ホーム
  2. イベントに参加する
  3. 牧場で働こう体験会
  4. 2014 体験会レポート(4日目)

2014 体験会レポート(4日目)

2014 体験会レポート(4日目)

レポート(4日目)

体験会の内容も後半に入ります

牧場の朝は早いです。前日の温かなもてなしに勇気と元気をもらった参加者たちですが、さすがに経験したことのない午前4時半起床には、やや戸惑う声も。それでも、東京などに比べると浦河の日の出は早く、外は、もう青空が広がっています。前日、雨で出来なかった分まで厩舎作業や馬の手入れ。そして雑草抜きにボロ拾いなどなど。ひと仕事終えた後の朝食というのも初めての経験らしく、いつもよりも食が進みます。


集牧作業のお手伝い

馬の集牧、放牧。1日目よりも2日目、そして3日目と日を追うごとに手綱を持つ手に余裕が出てきます。「油断した頃が一番危ない」という牧場主の言葉で緊張感を取り戻しますが、やはり表情にはどこか余裕が。「馬に乗り、馬を引くことで馬の気持ちを少しだけ理解できたような気がします」(23歳、大学5年生)「仕事は自分で探すものだということを教えていただきました。この経験は、体験会を終えたあとにも役立ちそうです」(17歳、高校3年生)「牧場の馬が、とても人に慣れていると感じました。普段からの接し方がどれほど大事かを教わりました」(17歳、専門学校2年生)などなど。

そして、この日の午後は2度目の乗馬実習です。参加したときは「馬に乗ったことがない」人も、もう経験者です。簡単な部班運動のあと、やはりトレッキングコースへ。初めて乗ったときは周りの景色を見る余裕がなかった人も、この日は少し落ち着いて馬の背の感触を味わうことができたようです。人間の落ち着きが、馬にも伝わることを身をもって実感した参加者の中には「AERUの馬はおとなしくて、乗りやすかった」という強者もいましたが「トレッキングをしているときは、不安な自分を馬が励ましてくれるような気がしました」と馬と心を通わせたことを実感する参加者もいたようです。


JRA日高育成牧場にて

乗馬体験が終われば、この日はJRA日高育成牧場職員が講師になっての馬講義です。サラブレッドを生産段階から研究し、そしてそうした成果を普及、啓蒙するような施設は世界でも唯一無二。日々、強い馬づくりに勤しむ。これもまた「牧場の仕事」のひとつなのです。専門的な話は理解できないところもあったとは思いますが、こういう仕事があることも参加者には新鮮な驚きだったのではないでしょうか。そして、この日の夜はJRA日高育成牧場職員との夕食懇談会。少し余裕が出てきた参加者たちの会話も弾みます。

各牧場での仕事体験レポート(2~4日目)

過去のレポート