2023 Webフェアレポート
2023 Webフェアレポート
2023年は、新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限が撤廃されたことを受けて、BOKUJOBでは、4年ぶりに東京競馬場でのメインフェアの開催、JRA競馬場をはじめとした全国各地でのサポートデスク(広報・相談コーナー)の設置等、積極的に対面式での就業・進路相談活動を行ってきましたが、「遠方である、日程が合わない」等を理由に対面式での就業・進路相談活動への参加が困難な牧場就業希望者等に向けて、Webフェアを開催しました。
本年のWebフェアは、11月4日(土)、5日(日)の2日間で開催しましたが、全国から牧場就業希望者32名の参加申し込みがあり、18牧場の採用担当者、JBBA(日本軽種馬協会)およびBTC(軽種馬育成調教センター)の研修機関の教官、BOKUJOB事務局との就業・進路相談に臨みました。
面談参加者32名のうち、将来の牧場就業や研修機関への入講を希望・検討している高校生、大学生が21名と大半を占めた一方で、就職をしたものの、競走馬の生産・育成の仕事を志して転職を考えている社会人の参加もありました。
Webフェアでは、面談参加者および参加牧場・団体の双方から面談日時のリクエストを送信することができるシステムを使用しましたが、それぞれの都合に合わせて面談リクエストを申請、承認や再調整を行って面談日時を確定することが可能であるため、2日間合計で137面談が効率よく成立しました。
就業先の希望がある程度明確になっている面談参加者は、希望する生産牧場や育成牧場の採用担当者との面談に積極的に臨んでいたようですが、2日間で10件近くの面談を行った面談参加者も8名おり、なかには12面談を行った面談参加者もいました。
Webフェアを終えて
Webフェア終了後、参加牧場・団体、面談参加者にアンケートを実施しましたが、参加牧場・団体からの回答では、面談参加者について「真面目で熱意のある人が多かった」、「多くの方があらかじめ質問を考えており、真剣に話を聞きたいということが伝わってきたため」とのご意見があり、Webフェアについても「時間と場所に縛られず遠方の方と話をすることができる」、「牧場への就職に興味がある方が、様々な牧場と気軽に面談できる貴重な機会」との回答がありました。
また、面談参加者からの回答では、8割以上の方がWebでの面談に初めて参加されたようでしたが、「牧場就業により興味が増した」、「牧場業務(研修)内容が解りやすかった」、「就業までの流れが解って良かった」、「牧場(研修)の雰囲気が解って良かった」との回答があり、次回のWebフェアや通年のWeb相談会にも、9割以上の方が「参加したい」と回答していました。
こうした回答を踏まえ、本年のWebフェアは、参加牧場・団体、面談参加者双方にとっても概ね有意義な開催であったと考えています。
また、面談参加者には、山形県、鹿児島県、四国地方(愛媛県・徳島県)に在住する方もいましたが、アンケートでは7割近くの方が「遠方のため、Web開催で良かった」と回答しており、Webを利用した就業・相談活動を継続していく必要性を再確認しました。
BOKUJOBでは、再開した対面式(リアルイベント)とWeb方式それぞれの利点を活かしながら、今後も両輪で就業・進路相談活動を展開していくことにより、牧場就業を希望する若者を支援できれば、と考えています。
参加牧場・団体の皆様、面談参加者の皆様、Webフェアへのご参加ありがとうございました。