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2020 Web相談会レポート(6月開催)

2020 Web相談会(研修コース)レポート 6月開催

例年6月に牧場スタッフと直接話ができるメインフェア(東京競馬場)・関西フェア(阪神競馬場)を開催してきたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、世の中全体において集客を伴うイベント開催が困難となり、BOKUJOBフェアも同様に開催を断念することとなった。
このような状況の中、フェア自体を中止することなく、新しい試みとしてオンラインコミュニケーションツール「Zoom」を使用した「Web相談会」という新しい形のフェアを開催することに決まった。

トライアルとして3団体で開催

まずはZoomというツールで実際に全国の学生たちと牧場をつなぐことができるのか、どういう運用になるのかを確認する必要があるため、「公益社団法人 日本軽種馬協会(JBBA)」、「公益財団法人 軽種馬育成調教センター(BTC)」、「牧場就業促進事務局(BOKUJOB)」の3団体のみで6月27日(土)、28日(日)に「Web相談会(研修コース)」という形で、北海道日高(JBBA)、北海道浦河(BTC)、東京都新橋(BOKUJOB)の3ヶ所からZoomを使用して開催することとなった。
原則として、中学3年生および高校生~大学生のターゲット層への参加募集告知は、BOKUJOBの公式Twitter、Facebookおよび各種学校へのFAX送信にて行った。この時期は、各種学校とも地域によっては登校自粛やオンライン授業等、今までの生活様式とは異なる学生生活がはじまっており、学生自身にうまく伝わるのか不安ではあったが、最終的に13名の参加応募があった。

初めての試みWeb相談会

今回、オンラインを前提としているため、事前資料として3団体の概要をまとめた動画を制作しYouTubeにアップロード。参加者には事前に視聴してもらい、面談時間を有効に使えるよう案内をした。Web相談会の流れとしては、参加希望者はBOKUJOB特設ページの申込フォームより参加希望動機および27日(土)、28日(日)の面談希望日時を記入し、その希望日時をもとに事務局で3団体とのスケジュールを組み、Zoomの招待URLを参加者へメールで連絡。当日、面談時間にそのURLにアクセスして参加する運用で行った。Zoomを使用するにあたって、最も気にしなくてはならないのが、双方のネット回線状況であるが、各団体は事前にネット回線環境を確認し、参加者はZoomで各自テストを行うことで確認できていたため、本番当日は回線によるトラブルはなく進行することができた。
参加者の事後アンケートでは、9割以上が、今後Web相談会が開催された場合「参加したい・なるべく参加したい」と回答。例年のフェアとは参加人数を比べることはできないが、事前の申込フォームにて動機などを記入してからの参加となるため、参加者の目的意識が明確であり、参加人数こそ少ないが、面談内容としては有意義なものになっていると感じた。これまでの相談会では、東京競馬場、阪神競馬場、各地広報コーナーと場所が限定されていたため、開催場所から離れている地域に住んでいる学生たちの参加が困難であったが、オンラインという新しい形であれば、全国各地から参加できる可能性があり、Web相談会は今後の開催についても期待できる結果になったと思う。