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矢野牧場/鈴木 健史さん

いち早く怪我に気づけるよう、常にアンテナを張るようにしています。

生産担当 鈴木 健史さん

立花学園高等学校卒業
矢野牧場繁殖部門(新ひだか町)勤務 新しいタブで開きます

質問1 現在の仕事内容

矢野牧場は繁殖牝馬を30頭近く繋養する生産牧場で、私は働き始めて半年になります。4月に入社したのですが、ちょうど出産シーズンの後半で誕生に立ち会えた馬が1頭いて、その仔は思い入れが強いです。仕事は経験して慣れるという感じで、先輩に混じって覚えていくという感じです。1日の流れは時期によって30分程の前後はありますが、今は午前5時30分から始まります。厩舎で夜の飼い葉を食べているかをチェックして、飼い葉桶を外して放牧に出します。6時30分から8時までの朝食休憩を挟んで、寝藁上げや飼い葉の準備をして11時に午前の仕事は終了します。午後は2時から始まり厩舎作業などを行い、3時30分頃に集牧・手入れなどをして、午後5時に終了となります。最初、朝の早さは大変でしたが、今は慣れました。

質問2 牧場就業を選んだ理由

友人にイクイノックスが勝ったジャパンカップを観に東京競馬場へ連れて行ってもらったのがきっかけです。学生時代に野球をしていたのですが、勝負の世界に惹かれるものがあって凄く感動しました。自分が携わった馬がこういう大舞台で勝った時の喜びを知りたいと思い、馬の仕事に興味を持ちました。その年末に当時の仕事から離れる予定だったのですが、偶然SNSで矢野牧場の求人を見つけて、待遇も自分の希望に合っていたので応募しました。面接を当時住んでいた関東でしていただいたのも有難かったです。

質問3 仕事で一番嬉しかった事、または醍醐味

今年イクイノックスを種付けした繁殖牝馬がいるのですが、入社してすぐの私をその種付けに同行させていただいたのは嬉しかったですね。緊張しましたが、すごくいい経験になりました。
あと、札幌競馬場で牧場の生産馬が凄い脚で2着に追い込んできたレースがあったのですが、現地で応援していてすごく感動したんですよね。もちろんその馬に僕は直接携わっていないのですが、今後自分が携わった馬が競馬場で走ったらどのような感情になるのだろうと思いました。そういう感動を味わえるのも、この仕事の醍醐味だと思います。

質問4 仕事で大変だった事、または失敗エピソード

集牧する時の話ですが、馬にも序列があってボスから厩舎に戻していくのですが、何も分からずに序列の低い馬を先に戻そうとしたんです。そうしたら他の馬たちが暴れちゃって大変なことになりました。どんな作業にも理由があるんだなと思いました。あとは頭絡を付ける時など馬との距離感が難しくて、まだ馬が合わしてくれているという感じです。

質問5 仕事をする上で心がけている事

いち早く馬の怪我に気づけるように心がけています。まだ分からない事も多いですが、毎日手入れをする中で脚元を触って違和感があったら先輩に相談するようにしています。そのアンテナは常に張るようにしています。

質問6 仕事上での今後の夢、または目標

単純なことかもしれませんが、まずは自分が健康で怪我無く、この仕事を長く続けることが目標です。馬も健康に育ってくれれば何も言う事はないです。

私のoffStyle

休日の過ごし方
休みは週休2日です(繁忙期は隔週週休2日)。ゴロゴロしてゲームをしているか、競馬ですね。夏場は種馬場へ見学に行ったりしていました。温泉にも一度行きました。
プライベートの夢や目標
WIN5を当てたいです!