目指すはオールラウンダー。
上司や先輩の信頼を得て様々な仕事を任せてもらえるようになりたい。
生産担当 庭山 一城さん
東京都立練馬工科高等学校卒業
追分ファーム・イヤリング部門(安平町)勤務![]()


追分ファームは生産・育成・調教を行う総合牧場で、追分本場エリアでは繁殖、東早来にあるリリーバレーではイヤリングと調教、宮城県の山元トレーニングセンターでは調教を行っています。私はイヤリング部門で当歳の離乳後から1歳の調教に送り出すまでを管理しています。
基本的に1日の仕事は午前が6時30分から10時30分、午後は0時30分から4時30分までとなっています。午前は、夜間放牧馬の集牧・日中放牧馬の放牧、馬房掃除と集牧した馬の手入れをスタッフで手分けして行います。午後は、夜間放牧馬の放牧・日中放牧馬の集牧、馬房掃除・手入れを行います。他に飼い葉作りや、治療・削蹄作業の対応が入る日もあります。あとは朝飼い・夜飼いの当番があり、シフトで1~2週間に1回、勤務時間外に飼い葉付けと、馬に怪我などがないかをチェックします。春先から夏にかけて忙しくなってくると多少の時間の前後が出てきます。4月頃から7月にかけて、クラブ募集馬の撮影やツアー対応、セリ上場馬のお客様対応などでとても忙しくなります。休みは日数が決まっていて、厩舎内のスタッフで偏らないように取っていくのですが、自分の好きなタイミングで取れることがほとんどなので、ストレスを感じる事がなく、良いなと思っています。
祖父・父とも工業高校の出身で、その流れで工業系の高校に進んだのですが、あまり就職後のイメージを持てていませんでした。そこで学校に来ていた牧場の求人を目にして、生き物相手の仕事だと毎日に変化があって飽きることもないだろうと思い、面接を受けて入社しました。ゲームの「ウマ娘」や親が競馬好きで馴染みがあったこともあり、競馬の知識は少し持っていましたが、実際に馬に触って得ることができる知識にすごく興味があり、工業系にはない刺激を求めてこの業界に飛び込みました。今までとは全く別の世界に行くことには、むしろ楽しみの方が大きかったです。

やはり実際に携わっていた馬がレースで走る姿を見ると嬉しいですね。今は入社して3年目で、自分が初めて携わった馬がどんどんレースに出てくるので、競馬を見るのが楽しいです。
普段の仕事面では、馬は1頭1頭個性にあふれているので扱っていて面白いですね。私は人と話すことが好きなのですが、それと一緒で馬によってコミュニケーションの取り方が変ってきますし、イヤリングにいる馬たちは、体も精神面もどんどん成長していくので、馴致は特に手応えがあってやりがいを感じます。
最初は覚えることが多くて大変でしたね。馬体各部の名称を詳しく知らなかったですし、飼い葉の種類も多くて覚えるのに苦労しました。学生の時はテストが終わったら覚えたことを忘れるタイプだったので、作業中はひらすら声に出して頭に染み込ませました。
あと高校が9時開始だったので入社当初は朝が早いのも大変でした。5分毎にアラームをセットしたり、同期に起こしてもらったりしました。慣れるのに1年くらいかかりましたね。
馬に対する接し方には注意しています。入社当時は牡馬が集まる厩舎にいて、馬が駄目なことをしたらしっかり叱らなければならなかったのですが、今は牝馬が集まる厩舎にいて、同じように強く接しては駄目だったりするので、そのギャップを常に意識しています。これは本当に直接接しないと分からない事なので、すごく勉強になりますし、この仕事の楽しさにも繋がっています。
また仕事をしている時は、視野角を広く持つことを意識しています。自分の作業に集中しすぎず、周りで起こっていることを意識することで馬のとっさの動きに対応できますし、他のスタッフの動きを意識することで、次に自分が何すれば良いかも分かってきます。

目指すはオールラウンダーです。今の仕事を積み重ねていく事で上司や先輩の信頼を得て、様々な仕事を任せてもらえるようになりたいです。その先に厩舎長など全体を管理できるようになれれば良いなと思っています。
私のoffStyle