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2023年体験会レポート(6日目)

2023年体験会レポート(6日目)

レポート(6日目)

体験会も最終日に

「牧場で働こう体験会」も最終日の朝を迎えました。

親元を離れ、暑さのなか、牧場での就業体験を頑張ってきた体験参加者にとっては、ご褒美ともいうべき一日です。


坂路コースでの調教見学

最初に、新冠町にある(有)ビッグレッドファームを訪問しました。日高管内に7つの牧場を構え、また美浦トレーニング・センターからほど近い茨城県にも調教場を持つこの牧場は、生産から育成、そして競走馬の休養なども行う一方で、種牡馬6頭を繋養する日本有数の総合牧場です。

最初に、現場責任者である長田基洋さんの案内で、屋根付き1100㍍の坂路コースや放牧地などの牧場施設の見学を行いました。参加者はバスの車窓から見える坂路の急斜面に感嘆の声を上げていました。

施設や調教見学の後、種牡馬として活躍中のゴールドシップやベンバトルなどの種牡馬を見学させていただきました。参加者にとっては有名種牡馬を間近で見るという貴重な経験でしたので、夢中で何枚も写真を撮っている参加者もいました。

種牡馬厩舎の馬房の前で、種牡馬の動きを観察する参加者でしたが、次の施設に向かう出発時間となったことから、参加者は後ろ髪をひかれる思いで、バスに乗り込みました。


社台スタリオンにて種牡馬見学

次は、勇払郡安平町にある社台スタリオンステーションの見学です。スタリオンでは見学者用に設けられた特別なエリアから、三輪圭祐さんの説明により、オルフェーヴル、キタサンブラック、キズナ、コントレイルなど、最近までターフを賑わせてくれた貴重な種牡馬10頭を見学させていただきました。競馬にも興味を持つきっかけとなった多くの名馬が目の前に登場し、参加者は、登場の都度、感動に浸っている様子でした。

社台スタリオンステーション見学の後は、ノーザンホースパークへ移動して昼食、そして場内の自由見学です。これまでの見学施設とは少し異なり、ここは牧場というよりは馬と触れ合える公園です。体験会最後の時間を楽しく過ごして欲しいと思い、スケジュールに組み入れています。

ここでは、残された時間のなかで、有名馬の見学を楽しむグループやお土産を買うグループなど、それぞれが体験会を通してできた新しい友人たちと自由な時間を過ごし、出発地点の新千歳空港から帰路につきました。

体験会終了後、「牧場での仕事を体験でき、馬の仕事に就く面白さや辛さを実感することができた」「牧場の方と話す機会で、将来への疑問を尋ねることができた」「検討しているBTC・JBBAの研修について施設見学や教官・研修生の話が聞け、検討の参考になった」「特別な施設や名馬を生で見学できたことがよかった」といった意見がありました。その一方で「就業体験が短い」「一つの牧場でしか就業体験できなかった」との意見も。コロナへの不安が完全に払拭されていないなかで、限られた日程で実施する体験会のため、参加者全員が満足する体験会を実施することは難しいことですが、来年以降の体験会の実施に向けて参考にしたいと考えています。

今年も引き続き新型コロナウイルスの感染予防対策を講じながらの実施となりましたが、体験会の参加者におきましては、大きなケガ、病気や事故もなく体験会を終了させることができたことに改めて感謝申し上げると同時に、参加者同士、あるいは牧場関係者、私たちスタッフと充実した時間を過ごしていただきましたことに厚く御礼申し上げます。

最後になりましたが、ご協力いただきました牧場・施設の皆様ならびに関係者の皆様に心から感謝申し上げたいと思います。


明日に向かってジャーンプ!

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