2024/02/13
JRA日高育成牧場です。
2013/05/26
史上最高の積雪量を記録した浦河町もようやく春らしくなり、日高育成牧場に続く「優駿さくらロード」と呼ばれる西舎桜並木も満開となりました。この「優駿さくらロード」は2004年に町民から新しい名称を募集して名付けられたものですが、約3km、約1000本のエゾヤマザクラが桜の花のトンネルをつくっています。
さて、前回ご紹介しました「JRAブリーズアップセール」は4月23日(火)に中山競馬場で開催され、多くの皆様にご参加、ご購買いただきました。この場をお借りして改めて御礼申しあげます。
JRAブリーズアップセールに調整遅れで欠場した5頭については、5月21日(火)に札幌競馬場で開催された北海道トレーニングセールに上場し、おかげさまで全馬売却することができました。ご購買いただいたJRA育成馬の活躍を期待しています。
今回の北海道トレーニングセールで2013年のJRA育成馬の売却は終了となり、今後は放牧場の整備や牧草作りなど、2014年JRAブリーズアップセールに向けての準備期間となります。
一方、日高育成牧場のホームブレッドたちのお産も無事に終了しました。今年は7頭のホームブレッドが誕生し、内訳は牡4頭、牝3頭ということで、生産牧場の表現で言えば「4勝3負」ということになるのでしょうか。いずれの子馬たちも元気に成長しており、2年後のJRAブリーズアップセールに元気な姿で上場できることを楽しみにしています。
日高育成牧場では馬のお産時期に合わせて獣医大学などからの研修生を数多く受け入れていますが、最後のお産の時にはJBBAの新規研修生12名の皆さんも立ち会うことが出来ました。研修生の皆さんには今後ホースマンとして育っていくうえで貴重な経験になったと思います。子馬の誕生の瞬間の感動を胸に、研修生活を頑張ってもらいたいと思います。
日高育成牧場 副場長 横田貞夫
日高育成牧場へと続く桜並木「優駿さくらロード」。
本州のソメイヨシノとは異なり、花と葉が一緒に芽吹いてきます。
北海道トレーニングセール前日に行われた公開調教。
内は上場番号293 ディマーの11(父:サウスヴィグラス)。
外は上場番号296 レディマハロの11(父:オレハマッテルゼ)。
北海道トレーニングセールに上場されたオマイタの11(父:ヨハネスブルク)。
本年最後のJRAホームブレッド ワンモアベイビーの13(メス:父バゴ)の誕生の際には、JBBAの研修生の皆さんも立ち会うことができました。