2024/02/01
優駿のふるさとは未来へ 第4弾
2013/05/28
牧場就業促進事務局の小野です。
この時期、2歳馬のトレーニングセールが立て続けに行なわれています。
4月23日(火)に中山競馬場で行なわれたJRA登録馬主向けの『2013JRAブリーズアップセール』を皮切りに、5月7日(火)に宮崎育成牧場で行なわれた『九州トレーニングセール』、5月17日(金)に船橋競馬場で行なわれた『千葉サラブレッドセール』、そして5月21日(日)に札幌競馬場で行なわれた北海道市場が主催する『トレーニングセール』で最後です。
千葉サラブレッドセールの様子
トレーニングセールの様子
2歳セール最後に行なわれた『トレーニングセール』の会場、札幌競馬場は改築中です。
重機が工事中の様子を物語っていますね(笑)
普段は右回りの競馬場ですが、今回のセールでは少し残っているスタンドを活用して調教を見ていただくために左回りでおこないます。
ゴール板もこのセールのために特設されていました。
話を戻しますと、トレーニングセールは、言葉通りすでに調教された馬を売買するセールです。1歳の秋ごろから人を乗せたことのない馬達を育成牧場のスタッフが、手をかけ、鞍付けなどの馴致(じゅんち)を行い、競馬のレース直前の調教レベルにまで馬の身体を作ってセールに臨みます。1歳のセリでは廉価であった馬が、育成・調教の付加価値がつき高値で取引されることもあります。ノーマルのクルマがレーシングカーにチューンナップされるイメージでしょうか?
千葉セールで2ハロンの1番時計23.4秒をマークした上場番号33番バキータの2011
こちらは1050万円で取引されました。
同じく千葉セールで1ハロンの1番時計10.7秒をマークした上場番号26番スモークンフロリックの11
この馬はなんと5355万円で落札されました。
騎手や牧場従業員の方が自ら騎乗して人前で馬の動きを見せるんですよ。牧場で働こうと考えられているみなさんに、仔馬の誕生を待ちわびる生産牧場だけでなくこのようなお仕事もあることを知っていただければなぁと思います。