2024/02/13
JRA日高育成牧場です。
2022/01/12
明けましておめでとうございます。浦河は冬・本番を迎えています。太平洋側の海洋性気候のため比較的温暖で、冬は晴天になることが多く空気は凛として爽やかです。
(浦河町のHPなどには『北海道の湘南地方』と紹介されていますが、気候はもちろん、暮らしやすさなど多くの部分で比べるまでもなく"日高地方>湘南地方"であり、あまり良い表現だとは思わないのですが・・)
〔写真1.霧氷を纏った白樺(朝陽に輝きとても幻想的です)〕
〔写真2.大空をはばたくオオワシ(今冬は鮭が少なく渡ってきたワシ類の数も少ないようですが、普通に見ることができます)〕
日高育成牧場の繁殖牝馬たちは、来月から始まる出産を控え、昼間の放牧で管理されています。
雪に覆われた放牧地には凍結を防止した給水施設と、雪の上には乾草を用意しているのですが、馬達は雪を自ら掘り返して、雪の下にある青草を熱心に探して食べています。
〔写真3.雪の下の牧草を探す出産を控えたお母さん馬(生草の方が食感がよいのでしょうか、栄養が豊富なことを知っているのでしょうか)〕
先日、直木賞作家・馳星周さんが出身地浦河を舞台にして書いた『黄金旅程』という本を読んでみました。
個人名などは修正されていますが、街の様子などは現実に即した描写がなされており、浦河の街の様子や日高地方の生産地の様子がよくわかる本で、ガイドブックとしてもオススメです。
〔写真4.名作『黄金旅程』(この本の中で主人公も「浦河は人口の割に暮らしやすい街だ。ここで手に入らない物は、新ひだか町の静内まで行けば事足りるし、それでも手に入らない物は、気晴らしついでに札幌まで足を延ばせばいい。」と言っています)〕
本年も、どうぞよろしくお願いします。