JRA日高育成牧場です

9月を迎えたものの暑い日が続いています。とは言え、連日報道されている本州の猛暑とは比ぶべくもなく、爽やかな暑さでもあり、こちら北海道では、まだまだ夏を楽しむ余裕もあるような気がします。

〔写真1.　真夏に爽やかに咲く"ムクゲ"〕

JRA日高育成牧場では今年生まれた仔馬たちが離乳の時を迎えています。

9組18頭の親仔で放牧されていた馬達から徐々に母馬を間引いていく『間引き法』によって離乳を行いました。

離乳直後は親仔それぞれが鳴きあったりするなど落ち着かない様子や、仔馬の一過性の体重減少がみられましたが、数日後には何事もなかったかのように落ち着いています。

特に仔馬については、母親が居なくなるといった大きな環境の変化でも、同世代の仲間がいれば簡単に乗り越えることができることを実感しました(人間もきっと同じなのでしょうね)。

〔写真2.　離乳直後の仔馬（少し不安そうな表情にみえます）〕

JRA日高育成牧場周囲の動物達にも秋の訪れを感じることができます。

エゾシカは白斑のある明るい茶色から冬毛に変わるとともに、オスの角が長くなってきています。

野鳥もこれまであまり見かけなかった鳥達が姿を現すようになりました。

〔写真3.　ヤマゲラ(牡)〕

先日行われたサマーセールで購買した馬達が入厩し日高育成牧場のJRA育成馬は50頭となりました。

来年度のJRAブリーズアップセールを目指し騎乗馴致を開始したところです。