JRA日高育成牧場です

今年も桜が見事に咲きました。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で「浦河桜まつり」等が中止となったことなどによりJRA日高育成牧場周辺に連なる「優駿さくらロード」は人影も少なく、例年とは違った少し静かな春となりました。

〔写真1.優駿さくらロード〕

一方で競走馬の牧場では、出産、種付、産まれてきた仔馬のケア、2歳馬の売却、売却した馬の輸送・引渡し、さらには牧草の収穫などなど・・例年通り、目の前には、やるべき仕事が山積みです。もちろん感染防止などに気を配ることは多いのですが、競走馬のふるさとは例年通り活気溢れる初夏を迎えています。

〔写真2.牧草地で見かけるエゾユキウサギ（すっかり夏毛に生えかわりました）〕

そのようななかでも、現在牧場の中でも比較的のんびりしているのは1歳馬達でしょうか。秋から始まる騎乗馴致、トレーニングに向けて昼夜放牧で体力をつけている状況です。日差しがある時には、放牧地に横になる光景がよく見られています。

　

〔写真3.放牧地で横になる1才馬〕

競馬のカレンダーでは、2歳の新馬戦も始まりJRA日高育成牧場で育成し、先日のJRAブリーズアップセールで売却した馬達もデビューを迎えています。こちらに在厩していた当時の面影を残しつつも、素敵な競走馬名をつけられ、綺麗な勝負服を着た騎手を背に競馬場を駆ける成長した姿を見るのは楽しいですね。