ビッグレッドファームの蛯名です。

場内の木々も徐々に色づき始め、栗も落ちてくるなど、秋の景色が楽しめる季節ですが、一方で、朝晩の冷え込みも徐々に強くなってきており、厳しい冬の到来が近づいている事も感じているところです。

ビッグレッドファームのこの時期の作業としては、１００頭の親仔の離乳が進んでおり、今月末には他の牧場で預かって頂いている計２２頭の当歳馬の引き取りを予定しています。まだ限られた環境でした管理をされたことが無い、また色々な体験をしていない当歳馬達を新たな環境で管理していくため、毎年のことながら十分な準備と想定をして迎え入れています。

その他、まだデビューしていない２歳馬もおりますが、既に１歳馬達の鞍付けが進んでおり、大半の馬は各場の坂路コースでのトレーニングへと移っています。例年１５０頭を超える１歳馬の育成を進めておりますが、本年も同様の数をこなす予定です。

馬の管理以外でも、紅葉が進むに連れて葉が落ちてきます。場内の木々は美しく、心地良い景観を生んでくれますし、夏には日陰を作り出してくれて、ビッグレドファームには欠かせない存在ですが、この時期だけは...　と思うほど　集めても集めても、集めた気がしないほど落ちてくる状況に陥ります。これらを黙々と片づけてくれる従業員たちには頭が下がります。

他に、来春のチューリップの球根を植えて、これからは薔薇の冬支度など、牧場の景観を作りだす作業など まだまだ沢山ありますが、綺麗な環境で仕事が出来ることは喜ばしい事ですし、前向きに仕事に取り組める要因の一つになるはずです。

ビッグレッドファームでは、従業員が『明るむ前向きに働ける環境』を意識し、引き続き「挨拶の徹底」と「環境美化」に取り組んでいきたいと思っています。

さて、既にビッグレッドファームでも茨城県の育成場（鉾田トレーニングセンター）で導入済みでしたが、この度 北海道の各場でもトレッドミルの導入となりました。

利用目的や使い方などは、各牧場さん毎に違いがあると思いますが、騎乗しなくてもトレーニングが叶うシステムです。馬にとって、そして従業員にとって、よりよい活用となる様に、使いながらビッグレッドファーム流のノウハウを確立していきたいと考えております。