ビッグレッドファームの堀田です。

だいぶ日が高くなり、明るい時間帯が長くなって外で出来る事が多くなってきましたね。

朝晩はまだ冷え込むものの、日中は陽射しの暖かさも相まって、身体を動かすと熱く感じるくらいです。

雪解けが進み放牧地の地面も少し雪が残っている程度になり、放牧している馬達も草を求めて広範囲に動き回っています。

草が青く伸び始めるのは大体４月中～末頃からなので、青草のミネラルなどの栄養素が増えるのも景観の一つとして色づくのももう少し先ではありますが、北海道の冬もいよいよ終わりのようです。

　〈冬の名残を感じる空の下、順番に並びながら集牧を待つ、親仔の風景です〉

さて、春も目前となりました。

春といえば、皆さんそれぞれに「節目」や「気持ちを新たに」感じる時季ではないかと思います。

当牧場では、人材育成を含めた作業の取り組み方や姿勢を、改めてスタッフに意識してもらう節目と感じています。

このご時世ではありますが、「ＢＯＫＵＪＯＢ Ｗｅｂ相談会」をはじめとした多方面のご協力や、今までの就業促進活動が実を結んだのか、はたまたタイミングが重なったのか、有り難いことに多くの求人応募の問い合わせをいただき、面談などを重ね、結果として３月末から５月にかけて８名もの新入社員が新たに加わります。

８名のうちの４名は、過去にインターンシップや実習研修で一緒に牧場作業を行なったり牧場見学で顔合わせや会話をしたりしている経緯もあるので、牧場に馴染むのに時間は掛からないことでしょう。

しかし、以前はあくまでお勉強や就業体験の一環。

これからはビッグレッドファームの一スタッフとして作業に関わっていく事になります。

ただ最初は、多岐に渡る業務内容を覚える事よりも、先輩スタッフの作業スピードに付いていくのに精一杯になると思います。そのため、まずは「作業に必要な体力」「周りの作業スピードに置いていかれない為の体力」を身に付けてもらう事を促しており、また場数を重ねられる様、経験の場を設けています。

そして新人教育は、指導する立場となるスタッフが馬の扱い方をはじめとした作業の基本や取り組む姿勢を改めて振り返り、業務への理解を更に深める機会でもあると思います。

馬を育てる事も、人を教育していく事も、ある程度の時間が必要となりますね。

だからこそ、新人と先輩スタッフが「学んでいく側」「教えていく側」としてだけでなく、お互いを高めていける存在として関係を築き、牧場全体の目指す目標に向かって、共に働いていければと思います。

予告ではありませんが、次回以降のブログでも入社後の新人スタッフの話題に触れようかと考えていますので、ビッグレッドファームの近況としてご一読いただけると嬉しいです。