2021/05/31
8名の新卒社員が入社しました
2015/04/10
皆様、こんにちは。4月になり日本各地で桜が開花するなか、入学式や入社式が行われたり、桜の名所は花見客で賑わったりと春真っ盛りという感じでしょうか?
北海道は、日中でも15℃を下回る日が多くまだまだ肌寒い日が続いており、桜を見るのはまだまだ先になりそうです。しかしながら、牧場周辺を車で走ると馬運車とすれ違う回数が一気に多くなり、春の訪れと共に繁殖シーズン最盛期に突入したのを感じる今日この頃です。
さて、この時期に多くすれ違う馬運車。その名の通り馬を運ぶ車ですが、向かう先はというと、スタリオン(種付場)です。ダーレーにもスタリオンがありまして、現在、アドマイヤムーン、フリオーソ、キングズベスト、モンテロッソ、パイロ、全5頭の種牡馬を繋養しています。
今回は、そのスタリオンで働く専属のスタッフであるスタリオンマンについてご紹介します。
現在、種付け業務に大忙しのスタリオンマンですが、担当種牡馬の健康状態について細心の注意を払いながら飼養管理を行っています。
よきパートナーとして家族同様いやそれ以上のお付き合いになるのかもしれません。
皆様には、"種付け"といってもあまりイメージが沸かないかもしれませんが、実際にはかなりの体力を消耗するのと、危険が伴います。そのためストレスが溜まったり、時には怪我をしてしまったりすることなどもあります。
それは種牡馬だけでなく、業務を行うスタリオンマンも同様です。
写真は、種付け前の準備で、繁殖牝馬に一定の処置がなされているところです。基本的には枠馬の中で行うのですが、そこに入るのを嫌う馬もいるので、写真のように馬房の中でこの処置を行わざるを得ないことも多々あります(汗)。繁殖牝馬の尾にテーピングをまいたり、洗浄したり、蹴られた衝撃を最小限に抑えるためのブーツを履かせたり、種付け中になるべく動かないように保定(鼻捻子、耳捻子を使用)したりとひと苦労です。
馬は季節繁殖動物に属しているため、繁殖牝馬の発情が来て種付けが可能となるのは日照時間が長くなる春の時期だけです。この時期に種牡馬が体調を崩してしまっては、多くの生産者にご迷惑をかけることになります。手厚いケアで健康な状態を維持してやることが必須となってきます。
シーズンを乗り切る体力を維持するために適切なエクササイズなども欠かせません(写真下)
スタリオンマンとして働くには、馬に愛情を持つことはもちろんのこと、経験と熟練された技術が求められるのです。
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