2022/03/18
こんにちは。ビッグレッドファームです。
2017/10/13
10月に入り各地暑さが落ち着いて秋を感じ始める頃でしょうか?
こちら北海道も日中は秋らしい気候で過ごしやすくなったのですが、朝夕は冬の訪れのように肌寒く、服装はすっかり冬仕様になりつつあります。
それでも今が秋であることを思い出させてくれるのが牧場を囲む山々や場内に植えている木々の紅葉です。徐々に朱・黄・橙色に染まり、役目を終えた落ち葉も景観に色を足しています。当牧場に来られた際にはぜひ馬と一緒に風景もご覧になってください。
さて、ビッグレッドファームは先日10月7日に春のツアーに引き続き、グループ主催の愛馬会法人のクラブ会員様向けの秋の日帰りツアーを開催しました。
当日は生憎の雨ではありましたが、『自分にとっての一頭』を見つける為に雨の中でも色んな方向から馬をご覧になる会員様もいらっしゃり、スタッフも「雨に負けていられない!」と途中からカッパを脱いで展示を行いました。
日帰りとあってタイトなスゲジュールだったものの無事に予定を消化し、スタッフを含め会員の皆様も笑顔でツアーを終える事が出来ました。ただ「もっと楽しい時間にする為に出来る事が有ったのでは?」と感じる部分もあったので、現状に満足せず、来年は更に良いツアーにできる様に今後も作業にあたっていきます。
また、秋ごろは秋ツアーに限らず、生産・育成・調教など総合牧場である当牧場では各部門で作業が発生する時期になります。
その一つが、その年に産まれた仔馬が母馬とのお別れをする、離乳です。
当牧場での離乳は、まず離乳当日の午前中は親子で一緒に放牧し、午後に落ち着いた状態の群れから母馬だけを引き抜き、仔馬のみを放牧地に残します。これで離乳は完了です。
作業としては意外とアッサリしていますが、重要かつ大変になるのは離乳後です。
母馬(繁殖)ももちろんですが、仔馬は特に気を使います。
普段からから母馬にベッタリだった仔や勘の良い仔は離乳直後から母を探し放牧地を啼き喚きながら走り回るので牧柵に突進する可能性が出てきますし、離乳の翌日から数日間は集牧して馬房に一頭で入れられると、馬房内で暴れ回りキズだらけになる仔も。また、親がいた時は出来たことが離乳で全てリセットされる仔もいます。
それらをケアしつつ、仔馬から育成馬として馴らしていくのが私達の仕事の一つです。そして、数年後には立派な競走馬へ。
そう考えると、馬の成長を一から携われる事にやりがいや喜び、感慨深いものがあると常々感じます。
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