2021/05/31
8名の新卒社員が入社しました
2016/05/26
今回は、茨城県にある「ダーレー・茨城トレーニングセンター」からお届けします。
現在、ダーレーはミッドウェイファーム内に厩舎を借りて約30頭の競走馬を調教しています。ミッドウェイファームは、美浦トレセンから車で約40分という好立地にあるため、競走馬の移動にとても便利です。
私たちの1日は早朝4時から始まります。検温から始まり、馬体チェック、馬房掃除を行います。その合間に各馬をウォーキングマシーンにいれて調教へ向けた準備運動を行います。
6時過ぎから、いよいよ馬装を開始します。ブラッシング、裏堀 (蹄底に詰まっている異物を取り除く作業)、肢巻 (脚用のバンテージ)、鞍の装着等を馬房の中で行います。そこで馬と向き合いながら、本日の調教メニュー、前日までの人馬の課題を再確認しながら、どのように騎乗するかをイメージします。
騎乗中は、運動の強度に関係なく一瞬たりとも集中力を切らしてはなりません。馬にとって理想的な調教を行うために、乗り手が騎乗馬をしっかりとリードしてやる必要があります。馬のフォームをしっかり保ちながら、指示通りのペースで、といきたいところですが、これは、なかなか容易なことではありません。私たち騎乗者は、時には馬の方に教えられながら、日々騎乗技術を向上させていかなければなりません。
調教が終わると、曜日によって獣医師による診察や装蹄師による装蹄が行われます。ここでは今日の調教内容や担当馬の様子を的確に伝えて、問題があれば即対応し、問題の早期発見、早期治療、早期装蹄に努めています。
お昼休憩の後は、入念なグルーミングを中心に行います。それと同時に、責任者による馬体チェックも行われます。とにかく、細かい変化、異常を見落とさないように細心の注意をはらうことが重要なのです。
とはいえ、この時間は、一日の調教メニューを無事にこなして一安心し、人馬ともにリラックスできる貴重なひとときでもあります。
このように多くの時間を担当馬と過ごしていると、自然に絆は深まるものです。私たちは、愛馬が無事にトレセンに帰ること、そして競馬場で活躍してくれることを願い、大きな期待を胸に刺激的な日々を送っています。
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