2022/03/18
こんにちは。ビッグレッドファームです。
2014/08/07
この原稿を書いている日の天気予報は曇り時々雨。
しかし、実際の天気は写真の通りです。
最近の天気は全国各地で同様と思いますが、晴れ予報でも大粒の雨が落ちて来たり、雨予報でも太陽が煌々と照らし続けてくる日があるなど、プロの予報士でも難しい気候なのでしょう。
天候に左右される仕事は沢山あると思いますが、牧場の仕事も常に天気予報と睨めっこです。時には天気予報に左右されず、肌で感じる経験則を元に判断することもあります。
天候に左右される事項としては、一番イメージし易いのはスタッフの服装でしょうか。
この暑い時期は比較的身軽な軽装での作業も多く、熱射病、日射病などのリスク軽減に努めます。一方で雨の日はやはり雨合羽を着用しての作業となりますので、この暑い時期の雨はスタッフも服装に気を遣う時期となります。一般的に言われている様に、水分補給をまめに行って体調管理に努める必要があります。
夜間放牧を行っている馬達は、降雨だけでは放牧を行いますが、雷を伴う際には厩舎へ戻す様にしています。日中に判断が付く様な天候であれば良いのですが、夕方になり天気が急変する場合には、スタッフ総出で急いで集牧作業にあたります。場合によっては、薄暗い中での集牧作業となるケースもあり、判断が遅れると馬も興奮状態となり中々捕まえられない事も有ります。
競馬ファンの皆さんであれば「無理に危険な夜間放牧をしなければ良いのに」と思われある方もいらっしゃるかもしれませんが、夜間放牧だからこそ安全であること、またリスクを踏まえても夜間放牧の効果は大きく可能な限り夜間放牧管理を行うのが当場の方針です。故に、天候については常に意識を高く持って業務にあたっています。
天候に左右される作業はまだまだ沢山ございますが、昨今の天候では雨が降らない日が続く事も有り、且つ北海道とは言え陽射しも強く芝が焼けてしまいます。そこで活躍するのが、ホースで繋いで蛇口を開くだけで、広範囲に水を撒き散らしてくれる簡易スプリンクラーです。撒きたい場所に差し込んでおくだけで十分なので、スタッフが撒き続けなくても、他の作業に就くことが出来るので時間を有効に使う事が出来ます。
水分が少なくなると陽射しも相まって芝生が茶色く枯れてきます。また、芝が弱くなることで雑草が目立ち始めてきます。
常に場内を綺麗に保つことを意識していますが、牧場の景観を保つ上では緑地帯の存在は小さくありません。その緑地帯を綺麗に保つことは陽射しの強いこの時期は大変な労力を要します。
それでも景観を綺麗に保つことは、ご来場を頂くお客様に気持ちよく過ごしていただけますし、結果として従業員が気持ちよく、前向きに働きやすい環境へと繋がりますので、自分たちの為にも一生懸命環境整備に努めています。
先日はスタンド改装オープンした札幌競馬場へと行ってまいりました。
お客さんが沢山入り、開放的なスタンドで楽しそうに過ごされておりましたし、芝生でくつろぐファンの方々も気持ちよさそうでした。
芝生を綺麗な状態に保つことの大変さは十分感じておりますので、関係者がファンの皆さんに気持ちよく過ごして頂こうと努力されていることが伝わりました。
この原稿を書いている時点では残り5週の開催となりますが、関係者がファンの皆様に競馬を楽しんで頂く為にスタンドのみならず、周辺の環境に至るまで整備して待ち望んだ開催でございます。
札幌競馬場に限らず、是非、全国各地の競馬場へ足を運んでいただき、競馬を肌で感じていただければ幸いでございます。
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