2022/03/18
こんにちは。ビッグレッドファームです。
2013/06/25
こんにちは。ビッグレッドファームは1週間後の牧場ツアー(クラブ募集馬の展示会)の準備の真っ只中です。
例年300人近くが集まる牧場ツアーはビッグレッドファームにとって年間で最大の行事でもあります。毎年6月の最終週に開催されておりますが、雪解けが準備開始の合図となり牧場の至る所の整備をドンドン進めていきます。
主役となるのは募集馬達(現1歳馬)ではありますが、綺麗な景観と、過ごしやすい気持ちの良い環境が整ってこそ高価な商品である主役達が引き立ちます。
広々と余裕を持たせた緑地帯は歩くだけでも気持ち良く清々しい気持ちにさせてくれますが、常に短く綺麗に保つには定期的な刈り取り作業が必要になります。また、昨今の日高地方も陽射しが強く感じられる日も少なくなく、水分が不足することで芝が枯れて茶色くなってきてしまいます。青々とした綺麗な緑の絨毯を保つためには、肥糧や水撒き、そして雑草抜きなどの作業が行われて、ようやくお客さんを迎え入れる環境が整うことになります。
次は草刈です。刈っても刈っても、次から次へ負けじと伸びてくる様に、植物の繫殖能力、生命力の高さを感じずにいられませんが、牧場の景観を保つ上でも草刈は欠かせない作業です。だだっ広い場所を刈るのは容易ですが、花壇の周りや、植木、牧柵、門などの周りまで、細かなところまで刈り取ります。景観を保つ上で大事なのは構築物の周辺や、植木などの周辺の草を如何に取り除くかです。ブラシカッターと呼ばれる機械で草を刈り取っていきますが、構築物や植木の周辺を刈るには最新の注意が必要です。構築物にあたってしまうと刃がかけてしまいますし、景観を考えて植え揃えてきた植木に当ててしまうと草と一緒に植木まで刈り取ってしまう可能性もあり元も子もありません。草が伸びてくる時期は比例して気温が上がって来る時期でもありますから、炎天下の中で細心の注意を払っての作業もまた日々続く大変な作業です。
緑地帯に設けられた花壇は緑の中にアクセントを加えてくれますし、また緑の絨毯を際立たせてくれます。この花壇も毎日のメンテナンスがあって保たれています。日照りが続けば水やりが必要になりますし、咲き終えた後の花殻摘みや周辺の雑草取りも花壇をきれいに保っていく作業になります。時には、植え替えざるを得ない場合もあり、費用も手間も沢山かかりますが、気品溢れるサラブレッドを扱う牧場の景観の一つとして定着しています。
こちらはビッグレッドファームのスタッフならではの作業でしょう。種牡馬見学に来られた方にはお馴染みの池ですが、毎年2,3度の水草取りも欠かせません。牧場ツアーまで後1週間と迫り、気温が上がってきそうな日を見極めて作業にあたります。勿論、この作業も牧場のスタッフで行います。日が陰ると一気に体感温度が下がり、水の中ではウェットスーツを着用しているとはいえ身体に堪えます。一部のエリアは足が届かないほどの深さで立ち泳ぎをしながらの作業です。衛生的にも体力的にも大変な作業になりますが、明るく楽しく作業に前向きに取り組んでくれる姿は、頼もしい限りです。水草を取り除いた後の池は、付近を散策していても気持ちよさの度合いがより一層増しますし、スタリオンエリアの中でも一際存在感を増します。
以上、今回は牧場の景観を保つ為の作業の'一部'を紹介させていただきました。
綺麗で気持ちの良い環境は、来場される方々にも喜ばれるはずですし、競馬や馬、牧場への興味を高めてくれるきっかけにもなると思います。
また、時間と費用を掛けてでも保つことで、スタッフの職場環境を整える事にも繋がります。前向きに明るく気持ちよく作業に臨むことが出来るのも、日々の自分たちの作業が生きているということでしょう。
一方、主役の馬たちはご覧の通りです。毎日放牧地で駆けっこをして、疲れたら寝て、お腹がすいたら食べる。スタッフの慌ただしさに比べると、のんびり自由自適に毎日過ごしているようにも映りますが、既に競走馬としての鍛錬はスタートしています。十分な運動を確保し、十分な栄養を確保し、健康を保つためには休息も必要です。どれもこれも若駒の成長には欠かせない行動ですが、その行動をバランスよく促す環境を作り上げるのもまたスタッフの仕事です。
最後になりますが、種付けシーズンも終盤に差し掛かってまいりました。体調を崩すことなく今年も170頭を超える頭数への配合を済ませているステイゴールドです。19歳とは思えないほど、若々しく元気一杯。これだけの種牡馬に関わって仕事が出来ることに感謝しております。
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