2022/03/18
こんにちは。ビッグレッドファームです。
2013/08/20
早いもので、例年よりも長い開催となった函館競馬場も本稿を執筆する段階では後3週間となりました。私が勤める牧場からは函館まで4時間半ほどかかります。道中3時間半ほどは高速道路で比較的走りやすい行程ですが、例年開催のある札幌競馬場へ向かうよりも倍以上の時間がかかります。今年は札幌競馬場での開催が改築工事により行われないこともあり、一番身近な中央競馬の開催は函館競馬場となりました。
牧場の仕事をしていると、一ファンでいたころよりも競馬場へ足を運ぶ機会が圧倒的に減ってしまいました。地理的に距離があったり、開催日が休みとは限らないことが主な理由です。競馬が好きで毎週のように競馬場へ足を運んでいたころが懐かしくもあり、当時を羨ましく思うこともありますが、それを補う楽しさや遣り甲斐に満ちているのも牧場の仕事です。
日々の仕事、生活に追われてしまうと、好きな仕事をさせていただいていることを忘れてしまう事もありますが、時折、時間を見つけて競馬場へ足を運んでみると、改めて競馬や馬が好きであることに気が付かされ、同時に好きな仕事に就かせていただいている状況を有難く思うところです。思い切って牧場の仕事をしてみようと飛び込んで良かったと思う瞬間でもあります。競馬好き、馬好きで仕事に意欲のある方は、『BOKUJOB』という以前には無かった牧場業に就くためのツールが設けられましたので、是非利用して門戸を叩いてみてください!
さて、8月11日に函館競馬場でコスモバルクのお披露目がございました。私も休みを利用して函館競馬場まで向かい、牧場での姿とはまた違ったコスモバルクを眺めた次第です。乗用車では4時間半前後の道のりも、馬運車で5時間ないし5時間30分の道のりとなります。輸送の負担のみならず、当日は気温と湿度が高く、現役時代は数々の環境に対応してきたコスモバルクでも少々体力を消耗したようです。しかし、函館競馬場の職員の方々や、輸送会社、ファンの方々など多くの方に支えられて、昼休みのパドック展示、そして最終レース後のパドック展示とウイナーズサークルでの写真撮影のお仕事を滞りなく済ませることができました。改めてご協力頂いた皆様に感謝しながら、その様子を少しだけ紹介させていただきます。
出番を前に'ふれあいパドック'でファンの皆さんに囲まれております。沢山のファンの方々にご来場いただき、元気な姿を見て頂きました。場内でも至る所で「バルクがいるよ!」「バルクの展示があるね」などの会話を聞かせていただきました。話題にしていただけるのは嬉しい限りです。
いよいよ出番で馬運車から降り立つバルクです。
最初の何週かはファンの方から頂いた馬服を着用。高価なものをプレゼントして頂いたものの中々披露する場が無かったので、皆さんにもご覧頂く機会を設けていただく事が出来て嬉しく思います。
途中からは馬服を外して、少々立派になった馬体を見て頂きました。
抽選で当選のファンの方々との記念撮影会です。本来はバルクのすぐ傍で収まっていただきたかったのですが、安全確保を優先に壁を利用しての撮影となりました...。
馬場を前にしてスイッチが入ってしまいました...。関係者の方々には御迷惑をお掛けいたしましたが、これもバルクらしい姿です。
コスモバルクの現役時代にはG1レースに出走する際、出来る限り休みを取って安くない交通費をかけて各競馬場へと応援に向かった事を思い出します。冒頭では競馬場へ向かう機会が少ないと記述いたしましたが、また競馬場へと応援に駆け付けたくなるような自分自身が熱くなる馬を育て、結果ファンの皆さんが現役時代を終えても注目していただけるような存在を続けて送り出していきたいと改めて思う機会となりました。
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