2022/03/18
こんにちは。ビッグレッドファームです。
2012/10/22
皆様初めまして。今回リレーブログを担当させていただきますビッグレッドファームの菅野(すがの)です 。
10月も半ばにかかり、暖かい日差しと冷ややかな空気が入り混じる牧場にアメリカから1歳馬がやってきました。
主に育成、調教を行う真歌トレーニングパークへ3頭。
繁殖、育成、調教、スタリオン事業と総合的に業務を行うビッグレッドファーム明和へ2頭が新たに育成馬の仲間 に加わりました。
5頭のラインナップは次の通りです
~ 米国で産駒が大活躍しているEmpire Makerの産駒
~ 重賞2勝をあげているコスモファントムの父、Stephen Got Evenの産駒
~ 現1歳(本馬)が初年度産駒Old Fashionedの産駒、
~ 期待の輸入種牡馬アイルハヴアナザーの母父でもあるArchの産駒、
~ 今年のベルモントステークス(アイルハヴアナザーの3冠がかかったレースでした)を制したUnion Ragsを輩出したDixie Unionの産駒
縁あってビッグレッドファームで育成をする事となりましたので、
健康で丈夫に競走馬としてデビューできるように管理していきたいと思います。
話は変わりますが、 日本に輸入された競走馬の頭数を調べた所15年前の1997年に453頭とピークを迎えた後、昨年度は154頭と僅か34%程度まで数字を下げております。
私が競馬に興味を持ち始めた頃は、大きいレースで圧倒的なパフォーマンスを見せる外国産馬を頻繁に見かけましたし、名前も知らない父や母父に得も言われぬ幻想を抱いていたものですが 、数字が示す通り最近は競馬場で外国産馬を見かける事は以前に比べ少なくなりました。
昨今は日本の生産、育成レベルが世界のトップクラスに達し、日本国内で良質な若駒を 購入出来る状況にあり、セレクトセールではディープブリランテの全妹を海外の資産家が購入するなど海外からの買い付けは今後増えていくと予測されています。
関税(1頭340万円)他輸送経費、検疫費用他のコストを負担してまで海外から競走馬を購入するニーズが減った事も要因の一つでしょうか。
全体的に競走馬の輸入頭数が減った中にありながらもビッグレッドファームには毎年米国、欧州、南半球等から輸入馬がやって来ます 。
スプリンターズステークスを初め重賞3勝をあげたマイネルラヴ 、前述のコスモファントム、コスモメドウ、先日小倉2歳Sを制したマイネルエテルネル等の重賞勝ち馬達もビッグレッドファームで育成を手掛けた馬です。
世界中に名の知れた種牡馬の産駒や日本ではなじみの薄い血統背景を持った産駒と触れ合う事は、
世界の血統の勉強をさせてくれるキッカケとなり、海外を肌で感じつ貴重な機会を与えてくれる事でもあります。
海外からのお客様の来場も年々増加しています。
上の写真はアメリカ・ケンタッキー州の生産者の方々が来場され、アイルハヴアナザーを見学いただいている際の写真です。
益々国際化が進む本業界には、ホースマンとしてのスキルアップに意欲のある方、向上心のある方には魅力ある環境が牧場にはあると考える次第です。
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