牧場を知る
牧場で働くまでの流れや先輩紹介、キャリアプランなどを紹介しています!
2022/10/06
こんにちは、二度目のブログ更新です。お久しぶりですY・Mです。
夏休みが過ぎてもうすぐ一か月、研修が始まってもう半年!時の流れが爆速すぎてなかなか信じられません。これ毎回言ってそうですね。
もう北海道の地は地元の冬並みに寒いです。最高気温14℃で最低気温7℃、明後日は最低気温3℃なんて日も。もう雪降るんじゃないんですか?知りませんけど。
さて、本日は札幌競馬場見学についてお話しようかとおもいます。
札幌競馬場には二回見学に行き、一回目は9月3日、二回目は9月29日でした。
そう、競馬開催期間中の競馬場と、開催期間外の競馬場に行くことができたのです。
一回目は一般のお客さんに混ざって、競馬場を全力で楽しみました。
この日は札幌二歳ステークスの日だったからか、お客さんの数も凄かったです(我々は時間の都合上現地観戦はできませんでした。勝利したドゥーラ号、おめでとうございます!)。
私は小倉競馬場に何度か足を運んだことがありますが、やはり競馬場によって構造が全く違います。入場ゲートから入ってすぐの大きな広間は、五月のトレーニングセールの会場として使われるそうです。
そして驚いたのはパドックから本馬場への距離が近いこと。さらに本馬場へ向かう馬たちを見ることもできます。我々もパドックからスタンドへの移動がしやすいのでとても快適でした。
私はレースもパドックも最前列で見たいという欲張りさんなので、パドックは前レースから待機しておき、スタンドの前が埋まらないうちに早めにパドックから抜ける...というルーティンを繰り返していましたが、ここではもう少しパドックにいる時間が長めでもよさそうでした。
そうしてみんなでレースの予想をしあったり、JBBAの種牡馬の子供を応援したり、いろいろ食べ物買ったり...楽しみました。もう競馬場はテーマパークですね。
二回目は開催期間外の静かな競馬場。お客さんも馬もいません。
施設の詳しい解説を聞きながら、普段は入れないような場所まで見学することができました。
まずは観客席。一般の指定席だけでなく、来賓席、馬主席のエリアまで。隅から隅まで綺麗で、馬主席から見えたコースの景色は忘れません...。4階なのに、3階の一般席よりもコースが近く見えるような、とにかく絶景でした。
次は馬主さんでも入れない、決勝審判員の部屋を見学しました。レースの着順を決める人がいる場所です。レース中に表示される先頭三頭の馬番を表示させているのもこの人たちで、すべて手動です。もちろん一人ではなく複数人で行います。それ以外に、レース中に不利があったかどうかを裁決する裁決員もいます。5階のこの部屋だけでなく、札幌競馬場では1~3コーナーに設置されている走路監視塔にも裁決員がいて、ここからパトロールビデオも撮影しているそうです。
1つ1つ書いているとものすごく長くなりそうなのでこれからは短めに...
それからパドックを実際に周回してみたり、馬場に降りてみたり、検量室を覗いてみたり。馬場の芝はまだ最終週のままだそうで、内側はかなりぼこぼこでした。これは走りにくそう。
ここで勘違いしちゃいけないことが一つ!『時計が速い馬場=故障しやすいは間違い』ということ!有名馬が故障する度よく言われていることなのですが、これは全く根拠となるデータは無いので、どうかみなさん勘違いしないでください!とのことでした。
これについては私も本で読んだことがあるので知っていましたが、結構勘違いしている人がいるみたいで、大変だそうです。時計が速くなったということは走りやすい馬場になっているということなので、悪いことではないのです。逆に不良馬場など軟らかい馬場のほうが故障リスクが高いとのデータがあって...と、長くなりそうなのでここらでやめておきます。
最後にダート馬場の内側にあるターフパークに行きました。競馬場は怖いところ、という古いイメージを無く、家族連れや女性客も楽しめるような、大きな公園のような場所でした。実際、開催期間中は子供もたくさんいて、競馬場ということを一瞬忘れてしまうほど親子連れで賑わっていました。UMAJO SPOTという女性のみ入場可能なエリアもあるので、ゆったりと競馬を楽しむこともできます。小倉競馬場で行ったことがあるのですが、お茶もできてすごく良い場所でした。老若男女、様々な客層を取り入れる競馬場の取り組みに一度興味を持ってみてはどうでしょうか。