馴致見学に行きました。

　気がつけば10月も半ば、研修所外での活動も増えてきてだんだん忙しくなり、今月末が自分の誕生日であることも忘れかけていた四番のY・Iです。

　先日もJRA日高育成牧場に行って一歳馬の騎乗馴致の様子を見学しました。騎乗馴致とは、人を乗せる事を知らない若駒たちに人を乗せて指示が聞けるように馴らしていくことです。

　開始時期や調教進度によって内容が違うので様々な段階の馴致の様子を見ることができ、多くの知識を得ることが出来ました。ハミに始まりシングルレーンにダブルレーン、ドライビング、腹帯に慣れるためのローラー、鞍を乗せて鐙を下ろして...馬具の1つ1つにも工夫があって...たくさんの段階を踏んで実際に乗れるようになるまでは思ったよりも短くすごいなと思いました。

　馴致を行っている職員の方々曰く「この時期の育成は日ごとにガラリと変わっていく馬を間近で見られるのが醍醐味ですね。」だそうです。

　今回の馴致見学と講義を受け、普段自分が接している馬たちがすでに作られた馬であることを改めて実感し、馬を作る難しさの一端に触れた気がします。自分が馬づくりのどこを担うのかはまだ分かりませんが、バトンは上手く受け取って上手く渡さねばと思います。

　ここまで読んでくださりありがとうございました。