牧場を知る
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2021/10/11
初めまして。今回ブログを担当する青森県出身のH.Tです。
10月も半分が終わり、秋のような天気になってきました。皆で寒い寒いと言いながら作業に取り組んでいます 笑
さて、10月は、牧場説明会や競馬場見学など私達にとってイベント盛りだくさんですが、その中でも先日お邪魔させていただいた馴致見学についてお話したいと思います。
まず実習へ行く1週間ほど前にZOOMにて馴致についての講義を受けました。
その後、10月5日と6日に2班に別れ、JRA日高育成牧場さんに馴致の様子を見させていただきました。
競走馬にとっての馴致は競走馬としてデビューする為に、馬装をはじめ、手入れや装蹄など数多くの物事を落ち着いてできるよう慣らしていくことを意味します。
当日は、丸馬場、800m馬場でトレーニングする馬たちを見学しました。その後引き馬で実際に1歳馬に乗せていただきました。自分たちが普段乗っている馬よりも一回り小さくて華奢なのを感じました。
セプテンバーセールで購入された馴致を始めたばかりの馬の見学もしました。
馴致を初めて3日目ほどの馬で、タオルパティングやストラップによる圧迫、ロンジングを行っていました。
タオルパッティングとは、馬が敏感な所や死角付近をタオルで刺激を与えて鈍化させていく方法です。
ストラップによる圧迫は、腹帯をつけるときの圧迫に慣れさせる目的があります。
ロンジングは馬が人の音声などで動くように教える調教方法です。私達も研修馬でやっているのですが、なかなか思うように行かず苦戦していますが、ここでは馬に的確な指示を出し馬を誘導していたので、参考になりました。
1歳馬に実際に触れ、見て、馴致の難しさや改めて馬への接し方を勉強させてもらいました。研修も半年をきりましたが、実習で学んだことを忘れずに、これからも多くのことを吸収して日々頑張っていきたいです!!