牧場を知る
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2024/06/10
初めまして、佐賀県出身のY.Nです。
JRA日高育成牧場での実習についてお話します。今回の実習では当歳馬と1歳馬の曳き馬・手入れなどについてでした。
1歳馬は、チフニーを付けて曳き馬をします。研修で扱う乗馬にもチフニーをしますが、それよりも口当たりの優しい物を使用していました。
当歳馬は、止め具のないロープを使用し右に子馬、左に親で2頭曳きをしました。仔馬が右なのは、一般的に人間は馬の左側で曳き馬をするのでそれに慣れさせるための練習です。
生後間もない子馬はリードさえも使用しません。右腕を背中から胸に回して "ニーブラ!"の状態で曳きます。前に進んでくれない時は臀部を軽く叩くか、両手がふさがっているので腹下を軽く蹴って前に行くように促します。
子馬がモフモフでとにかく癒されました。
手入れについては、1歳馬はある程度慣れていましたが、普段の研修乗馬への手入れより優しく、気遣いながらブラッシングと裏堀を行いました。当歳馬は、体を綺麗にするというよりは慣れさせることがメインでした。裏堀は足上げだけでOK!ブラシは肌を撫でるだけでOK!
共通しているのは、出来たらよく褒めてあげる事です。悪癖が身につかないよう丁寧に褒めて伸ばし悪いところはダメだと教えます。馴致訓練を日常に溶け込ませることで自然と身につかせる事が出来ます。
新しい事ばかりでしたがとても勉強になりましたし、育成志望でしたが生産も気になってきました。次回のJRA実習は離乳の時期です。仔馬達がどれだけ成長しているか楽しみです!
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