牧場を知る
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2023/09/18
初めまして!今回のブログを担当させていただきます大阪府出身のY・Sです。
今回のブログの内容は、8/23に行った離乳実習についてです。
朝、騎乗訓練と厩舎作業を行った後、出発しました。JRA日高育成牧場までは車で1時間程です。移動の間にバナナと作ったサンドイッチを食べました。
到着するとまずミーティングに参加しました。その後母馬と子馬を収牧し、馬体重の計測や馬体管理、駆虫剤の投与の補助、子馬の削蹄の前持ちなどを行いました。以前よりも仔馬の体付きがよくなりパワーアップしていて成長を感じました。
離乳は栄養面と精神面の2点を考慮して実施時期を決めます。JRA日高育成牧場の離乳方法は「間引き法」を実施しています。間引き法とは子馬の飼育環境は変更せずに、他頭数の放牧群から母馬を順番に他の放牧地に移すというものです。コンパニオンホースを導入することもありますが、今回はコンパニオンホースを導入せずに乳母が群れのリーダーになるそうです。
今回は3組の離乳が行われました。これから離れ離れになってしまうのに一緒に過ごしている様子を見ていると悲しくなってしまいました。
そうこうしているうちに離乳が始まりました。母馬たちが収牧されていくのを子馬たちは悲しそうに鳴いて呼び止めようとしていました。完全に母馬たちが見えなくなると子馬たちは走り回って落ち着きをなくしていました。ですが離乳した子馬の1頭は全く動じず、牧草を食べていて貫禄がありました。
一方、母馬たちはというと慣れているのか何事もなかったかのように牧草をむしゃむしゃ食べていていました。ここまで母馬と子馬の温度差があるんだなーと笑ってしまいました。
離乳を実際に見てみるとやっぱり人間と一緒でお母さんと分かれるのは悲しいんだなと感じました。この別れを経験して強く育ち、競走馬としてデビューしていくんだなと思うと感慨深い気持ちになりました。
自分も子馬たちに負けないくらい強く育っていけるようにこれからも頑張っていきます!
ここまで本記事を読んでいただきありがとうございました!次回のブログもぜひご覧ください!