牧場を知る
牧場で働くまでの流れや先輩紹介、キャリアプランなどを紹介しています!
2023/07/20
このブログをご覧になっている皆様、初めまして。今回ブログを担当させていただく新潟県出身のH・Sです。
ここJBBAの研修施設がある静内は、馬の一大産地として有名です。レースで走るサラブレッドの97.8%は北海道で生まれているそうですよ。(2021年度のデータ)本州で活躍している馬も、たまには生まれ育った牧場の風景なんかを思い出したりしているのでしょうか。
今回のブログの内容は、当歳馬、繫殖牝馬管理実習でJRA日高育成牧場さんへ行った時のお話です。
実習先は車で1時間程のところにあります。朝の作業を7時に終えて、朝食を食べてすぐに出発しました。牧場に到着した後、朝礼に参加し、1歳馬の集牧に向かいます。
私たちが普段研修で扱っている馬は4歳から24歳までと幅広くいます。研修所にいる馬の中でも「この馬は大きいな」と感じたり、逆に「小さいな」と思う馬もいるわけですが、1歳馬は成長途中の馬なので、研修所の小さい馬よりもさらに小さく特有の可愛さがありました。
私が曳いて歩いた牝馬は比較的大人しい馬だったらしく、特に暴れることなく馬房に戻せました。馬房に戻した後は簡単なブラッシング、検温、裏堀を行います。馬体の至る所に小さな傷が確認でき、1歳馬らしく元気に遊びまわっていたのかな。と思うと同時に、人間が関わる時に従順なのは普段の管理がしっかりとされている証拠なのだと理解しました。
次に、母馬と当歳馬を収牧しに放牧地へと向かいました。目的の当歳馬が寝た状態のまま中々起こせず、結構な力で押したり引いたりを繰り返して半ば強引に起こします。寝ているところに申し訳ないなぁ。なんて思いつつ小さな頭に頭絡を付けて母馬と一緒に馬房へ戻しました。
このほかにも馬房上げを行ったり、講義も受けました。母馬と当歳馬が一緒に入る馬房は研修所の馬房よりもとても大きく、2~3人で作業を行いました。また、講義では当歳馬を扱うときの注意点や、なりやすい病気等を教えていただき、とても有意義な時間を過ごせたと思います。
もう少し詳しく書ければよかったのですが、長くなりすぎるのでここまでとさせていただきます。
今回お世話になった皆様への感謝の気持ちを忘れずに、これからの研修にも励んでいきます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。