牧場を知る
牧場で働くまでの流れや先輩紹介、キャリアプランなどを紹介しています!
2022/08/17
皆さんこんにちは!今回のブログを担当させていただく東京都出身のK・Iです。
自分は15歳で最年少ではありますが、日々一流のホースマンを目指して努力しています。
今回は前回に引き続き牧場見学と、蹄に関する日々の研修について書かせていただきます。
牧場見学では追分ファームさん、社台ファームさん、ノーザンファームさんの順で3つの牧場を見学させていただきました。
今回見学させていただいたどの牧場も日本の代表的な牧場ということだけあってとても大きく、坂路コースや周回コースがありICチップによるタイム計測を行っていました。
しかし、牧場によって違いがありその違いが牧場の個性などを生み出している要因なのかなと思いました。また、10月から始まる就職活動の際、今回見学させていただいた牧場も候補に入れて考えたいと思いました。
次に蹄に関することについてです。
毎週月曜日に装蹄師の人が来て蹄に蹄鉄をつける装蹄や、伸びた蹄を削る削蹄をしてくれます。その際、装蹄師の人がスムーズにできるように馬をじっとさせる保定をします。シャンクやチフニーといったものを着けてじっとするようにします。大人しい馬は楽なのですが落ち着きのない馬だと大変で、装蹄師の人に迷惑をかけてしまうこともしばしばです。保定の技術はしっかり身に付けていきたいです。
蹄に関する講義では、蹄の名称や蹄の異常、蹄の病気などについての勉強や実習も行われます。実習では、はづめまわしという蹄の角をやすりで削ったり、蟻洞という蹄に空洞が出来る病気の治療で充填剤で埋めたりしました。
はづめまわし実習では馬の足を自分の足で挟んで固定し、やすりで削るのですがこの体勢がとてもきつかったです。内ももの筋肉に相当負担がかかり5分もすれば汗だくになってしまいます。
充填剤の実習ではエクイロックスという充填剤を用いて表面に硫酸銅の粉末を付けてあらかじめ削ってある患部を埋めました。エクイロックスは2種類の液を混ぜる事によって化学反応で発熱し固まります。表面に硫酸銅があることによって持続的に殺菌することができます。