牧場を知る
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2022/06/03
こんにちは!今回のブログを担当することになりました、福岡県出身のY・Mです。
もうすぐ研修が始まってから2ヶ月が経とうとしています。毎日が濃い内容であふれていて疲れもありますが、私は1つひとつの作業全てを楽しんでいます。
今まで馬とは無縁の生活を送っていたので、毎日馬と過ごしているだけでも楽しいです。そして寮生活も思っていたより楽しく、毎日仲良く仲間と過ごすので寂しくなることもありません。地元のラーメンの味は恋しいですが。
さて、今回は騎乗訓練についてお話ししたいと思います。
私たちの初騎乗は4月15日でした。それまでは厩舎作業を覚え、その作業を終わらせ時間を作らないと騎乗する時間もありませんでした。
私が初めての騎乗訓練で一番苦労したことは騎乗をするときです。
今まで乗馬クラブでは鐙に足をかけて乗る、「鐙乗り」でしか乗ったことがなかったのですが、ここではみんな「飛び乗り」です。といっても最初からできるのは運動神経の良い人や身長の高い人だけなので、まずは台を使って飛び乗ります。でも最初はその台を使っても乗るのに苦労するほど私には力がなかったです。
洗い場の鉄棒で飛び乗るときの感じを練習したり、ジャンプ力と腕力を鍛えたり...そうしてなんとか中くらいの台なら楽に飛び乗れるようになりました。まだまだ完全な飛び乗りには遠いですが、いつか軽々と飛び乗れるよう日々練習していきます。
騎乗訓練はみんな同じ練習速度で進み、たとえ経験者であっても最初の基礎から学びます。馬上での体の動かし方や、馬がどんな風に動いているのかを馬上で感じることを学び、速歩、軽速歩に挑戦していきます。だんだん慣れてきたら1人で馬を操作することとなり、2ポイント姿勢で乗るようになったり、ちょっと難しい馬に騎乗するようになったりします。
そうして馬が増えると部班運動が始まり、自分が先頭になると少し緊張しますが、前との距離を気にしなくていいので個人的には好きです。もちろん先頭が飛ばしすぎても遅すぎてもだめです。そこはちゃんと考えてコントロールしなければなりません。
そんな感じで今は横木通過と障害飛越を主に行っています。まだ駈歩を習っていないので、できるだけ速歩で通過するよう、馬のスピードをコントロールし、横木の真ん中を通るようにしなければなりません。すんなり跳ぶ馬もいますし、急に止まってしまう馬もいます。そうなってしまったときにいかに落ちないようにするのかも大事な訓練となります。
まだまだ上手く乗れませんが、自分の騎乗を反省し、仲間たちと意見を出しながら、日々鍛錬を積んでいきます。
最近は覆馬場だけでなく、屋外の角馬場のほうでも少しずつ乗っています。やっぱり外で乗ると風を感じられて気持ちいいですね!いつか風を切って乗れるように頑張っていきます。