2021/05/25
BTC 軽種馬育成調教センターです。
2014/04/23
4月8日(火)、BTC軽種馬育成調教センター 日高事業所において、待ちに待った第32期研修生の開講式が行われました。32期の研修生は、北は北海道から、南は九州福岡まで全国16都道府県より集まった18歳~28歳、男子17名、女子4名の総勢21名です。今期も希望あふれる若者がそろっています。
関係機関の方々やご家族が臨席された開講式では、みな緊張した面持ちで式典に出席しました。天戸光則総務課長の司会により式は進行し、まず髙松勝憲BTC日高事業所長より入講を許可された後、本年4月1日付けで新理事長に就任された大平俊明理事長より「ここ数年、凱旋門賞やドバイワールドカップといった世界最高峰のレースで日本生産馬が活躍していますが、その要因として育成調教技術の向上があげられています。研修は厳しいですが、最後まで初心を忘れず、一人の落伍者もなく全員がこの研修を修了されるよう頑張ってください。」との式辞が述べられました。また、来賓の名取哲哉日高振興局長より「皆さんは、数多くの希望者の中から馬への情熱と才能を見込まれ選出されたと伺っています。競馬界を支えるホースマンを目指し、仲間と協力し支えあい研修に励んでください。」、山野辺啓JRA日本中央競馬会 日高育成牧場長より「BTCの研修は厳しく辛いことも多いと思いますが、研修生同志が励ましあい、支えあって全員で来年の修了式を迎えられるように頑張ってください。このBTC研修が真のホースマンになる第一歩となることを祈念しています。」と祝辞を頂きました。
開講式に続いて行われた昼食会では、一人ずつ自分達の研修にかける意気込みを以下のように語ってくれました。
T.O君(山梨)一年間ケガなく、楽しく過ごしていきたいです。よろしくお願いします。
K.K君(岐阜)どこに行っても恥じない騎乗技術を身に付けたいです。
R.Iさん(埼玉)将来、自分にまかせれば安心だと言われるホースマンになりたいです。
M.Kさん(千葉)年長なので生活・騎乗ともに模範的な態度で取り組んでいきたいです。
T.T君(静岡)騎乗者としても人としても成長していきたいです。
M.T君(北海道)馬の気持ちが分かるホースマンになりたいです。
T.N君(京都)アイルランド研修に参加できるように頑張ります。
Y.Mさん(富山)初心者ですが、馬からも人からも信頼されるホースマンになりたいです。
A.Mさん(埼玉)1勝でも多く勝てる馬を造り周りから信頼されるホースマンになりたい。
Y.Y君(東京)みんなと一生懸命研修し、即戦力として牧場で働けるように頑張ります。
T.W君(長野)どんどん厳しくしてください!気づいたら一番うまくなっていたいです。
T.H君(千葉)自分に育成してもらいたいと思われるようなホースマンになりたいです。
D.N君(広島)将来世界で活躍する馬を育てられるように技術をしっかり身に付けたい。
S.M君(大阪)ファンに喜んでもらえるような馬を造りたいです。
M.M君(滋賀)騎乗技術や馬学を学びアイルランド研修を目指して頑張りたいです。
Y.S君(埼玉)北海道に負けないぐらいでっかい人間になりたいです!
K.S君(福岡)自分の考えをしっかり持った真のホースマンになりたい。
H.K君(福島)世界で活躍できるホースマンになりたいです。
S.A君(千葉)元気いっぱいケガしないように頑張りたい。
H.K君(岐阜)1年間やり通して頑張っていきたいです。
T.O君(群馬)人も馬もケガなく頑張りたいです。
32期の平均年齢は20歳と非常に若いですが、この春高校を卒業したばかりの者が11名、大学・高専卒3名、社会人経験者が7名というとても個性的なメンバーが揃っています。毎年、東京・大阪などの大都市出身者が多いのですが、今期は16都道府県にまたがり、方々で様々な方言が聞こえておりにぎやかです。現在、先輩である31期生にいろいろ教えてもらいながら、ホースマンへの第一歩を踏み出したところです。彼らにとって、この一年間は今までの人生の中でもとても刺激に満ちた、充実した1年になることでしょう。研修スタッフも全力でサポートしていきます。皆様も32期生を温かく見守って下さい。 (養成担当課長)