牧場を知る
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2024/03/23
ブログをご覧の皆様、こんにちは。神奈川県出身25歳のA.Oと申します。
路上に降り積もっていた雪がほぼ融け、少しずつ暖かくなり始め、北海道でも春の訪れを感じる今日この頃です。
この投稿で第45期研修生のブログは最後の更新となります。「最後のブログを是非書かせてほしい!」と志願した訳ではありませんが、大トリを務めたいと思います。
さてさて。まずは終えたばかりの卒業騎乗についてお話します。
卒業騎乗は、屋内馬場での部班運動と数頭ずつに分かれての走路騎乗の二本立てで行われました。先日のブログでもあった通りこの日の為に練習をしてきており、徐々に上手く運動が出来るようになっていました。しかし、本番では多くの来賓の方に囲まれる中での騎乗となり、人馬ともにいつもと違う雰囲気で上手くいくのか、といったことを不安に抱えながら臨みました。
実際に、想像よりも多くの方に見守られる中での騎乗となり緊張もありましたが、それぞれが練習の成果を発揮し、今までで一番良い部班運動ができ、大きな達成感がありました。個人的には、2つに別れた輪乗りの先頭を務める事になっていましたが、練習では元の1列に戻る合流がうまくいかず、先生方や他の研修生に相談し何度も練習を行ったことで、本番ではスムーズにでき安堵しています。
走路騎乗でも、練習では制御が上手くいかないことが多くありましたが、それぞれが試行錯誤しながら練習を続けたことで、人馬共に怪我無く、全員納得のいく走行が出来ました。来賓の方々や研修生の保護者に成長した姿を見せられたことは大変うれしく思います。
その後修了式を行い、研修は無事に修了となりました。
この一年間を振り返るとあっという間であり、昨年4月にこの地に来て馬房で馬と初めて対面した時のことを、昨日のことのように覚えています。それだけ充実した密度の濃い毎日を過ごせていたのだと思います。1年間上手くいく事ばかりではなく、むしろ出来ないことばかりの毎日でしたが、それを乗り越えこの時を迎えられたことを誇りに思います。
このようになれたのも、毎日厳しくも温かく指導して下さった先生方、実習や見学を快く受け入れて下さった種馬場やJRA日高育成牧場をはじめとする各牧場様、講師の先生方、ともに高め合ってきた研修生達、そして29頭の研修馬のおかげにほかありません。この場をお借りしてお借りして感謝申し上げます。
これで研修は終わりますが、ホースマンとしての人生はここからがスタートとなります。仕事として向き合う中で、今まで以上にもがき苦しむこともあると思っています。しかしその中でもこの1年間で学んだ事を大切にしながら、研修生それぞれがそれぞれの地で成長できるよう、これからも邁進してまいります。1年間本当にありがとうございました。
そして最初にも書いた通り、この投稿をもって第45期のブログ更新も終了となります。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!