牧場を知る
牧場で働くまでの流れや先輩紹介、キャリアプランなどを紹介しています!
2022/03/07
皆さんこんにちは。今回ブログを担当するH.Tです。最近テレビで桜の開花予報を目にして春らしさを感じますが、こちらではまだ雪の降る日が...。初めて過ごす北海道の冬の長さを実感します。
さて、話は変わりますが、2月21~25日、2月28~3月4日の間で2班に分かれてJRA日高育成牧場へ分娩実習に行って来ました。
私たち1班目が行った際は、生まれて1週間ほどの子馬がおり、実際に親子の引き馬をしたり、子馬や繁殖牝馬の管理方法を学んだりしました。ちょうど産まれそうな繁殖牝馬もおり、いつ産まれるのかなとドキドキしていました。
夜8時から朝の5時半にかけて、1時間半交代でモニターでの分娩監視をしました。馬房内を頻繁にぐるぐるしたり、フレーメンしたりとお産を匂わすような行動はありましたが25日になっても産まれず...。お産を見ずには帰れないので泊まりを延長することに。そして27日の夜、ついに出産がはじまりました!厩舎に着いた時には前肢と鼻先が見え始めており、そこからはあっという間に産まれました。子馬が立ち上がる瞬間や初乳を飲もうと一生懸命頑張る姿を見ることができ感動しました。
お母さん馬の陣痛が始まりました。
無事誕生しました!元気いっぱいです。 アニマルキングダムの
男の子です。
初乳も飲んで一安心!!
1週間の監視で寝不足からか皆げっそりした顔になったような気もしますが、分娩に立ち会うことができ本当に良かったです。私は春から生産牧場に務めるのでいい予習になりました。
ちなみにもう片方の班は難産に立ち会ったり、昼に産まれていたりというレアなケースを経験したのだとか・・・
最後の実習を終え、残るは卒業騎乗と修了式だけとなりました。
無事に皆が卒業出来るように最後まで気を緩むことなく頑張って行きたいと思います。