牧場を知る
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2016/03/18
雪や氷も少なくなり、まだ肌寒いながらも日差しの暖かさを徐々に感じるようになってきた今日この頃、ふと地元の最高気温を見たら最高20度...本州は春を通り越して夏になったのでしょうか?おじいちゃんです。
卒業を間近に控え、これまでのブログにもあるよう、掃除に修了式での騎乗供覧の練習にと37期生一同ラストスパートをかけております。そして37期生の中でも、私を含め、育成牧場に就職する人間は、騎乗の練習を少し多めに練習し、少しでも上達するよう励んでいます。
そんな練習の中に、ヒラボクインパクトに騎乗するというものがありました。去年の5月まで競走馬としてレースに出場し、ここにきてから乗馬になるための調教を受けていますが、未だ競走馬の荒々しさが色濃く残っている同馬に騎乗し、乗馬用の馬とは違う、競走馬の感覚を覚える事を目的とした練習です。
鞍の下から伝わるどっしりとした感じとその割に素軽い脚の動き、こちらのほんのわずかな動きを察する反応の良さ、そして少しでも気を抜けば何かをされそうなたたずまい、他の研修馬たちにはないその感触は、乗馬用の馬たちよりも、種馬場実習で乗せていただいたイシノサンデーに近いと感じました。
修了式を終えた後、私たちはそれぞれの就職先の牧場へ行くことになります。そこで、特に育成牧場に行く人間が乗ることになる馬たちは、大人しい乗馬用の馬たちとは異なる、今回騎乗したヒラボクと同じくらい、もしくはそれ以上に荒々しい、闘争心に満ちた馬たちが大半を占めます。ここで学んだことを基礎として、もっともっと腕を上達させ、そうした馬たちにもしっかり乗れるよう、ここを卒業した後も頑張りたいと思います。