牧場を知る
牧場で働くまでの流れや先輩紹介、キャリアプランなどを紹介しています!
2015/11/14
再び約一月ぶりの登板となりました、ダーリーです。
前回、「北海道寒い!」と書きましたが、あれからひと月。朝の気温はついに氷点下へと突入しました。
日も大分短くなり、朝の作業開始時間は未だ真っ暗。寒さと相まって毎朝の作業に向かうのに非常に気が重い毎日です...(苦笑)
さて、10月にあった数多くのイベント、自分のフリに答えてくれたのか(?)大体のイベントは他のみなさんがレポートしてくれましたが...肝心の牧場実習のことあんまり触れてないやん!Σ(゚Д゚)
ということで、今回の記事では牧場実習の模様をレポートさせていただきます。
...自分が行ってたのはかれこれ一月前なので、鮮度の面ではアレなんですが、そこはご容赦くださいm(_ _)m
既にブリキさんの記事にあった通り、牧場実習は半分ずつに分かれて、交代で行ってきました。基本的に牧場一か所につき前後半一人ずつ、様々な牧場へ派遣されます。
その中で自分が派遣されたのはこちら。
下河辺牧場です!
主な生産馬に三冠牝馬のスティルインラブや、去年の最優秀2歳牝馬ショウナンアデラなどがいる大手牧場です。
一昨年には某TV番組に社長が出演していたこともありました。
10日間の実習ではそのうち8日間を1歳馬・2歳馬の調教を行うトレーニングファーム(通称トレファム)、2日間をイヤリング(1歳馬)の厩舎で過ごしました。
タイムスケジュールも双方異なるので、ここではトレファムの一日を紹介します。
まず、朝は写真の寮から大体5:30頃、乗り合いの車で移動します。
トレファム到着後はまずウォーキングマシン、サンシャインパドックへ馬を移動し、その後はひたすら馬房掃除。一通り終わったころに一旦休憩に入ります。
休憩後は厩舎作業...というより基本的に水桶に水を足す作業か、調教を見学して午前中は終了、一旦寮へ帰ります。ここまでで大体11時前くらい。
午後は3時間後くらいに再び車でトレファムへ。夜間放牧の馬を放牧したのち、厩舎にいる馬の手入れ。飼い付けやその他諸々の厩舎作業の後、大体4:50くらいにミーティングを行い、一日が終了します。
その後は基本的に自由時間...なのですが、近隣には何もない真っ暗闇な世界(自販機すらない!)なので、1回だけ牧場の人にコンビニに連れて行ってもらった以外は基本的には部屋でゴロゴロ...
...と言いつつ、片道徒歩1時間くらいかけて温泉行ったりしてたんですが。多分ここまでして温泉行くバカ俺くらいだろうなぁ...(笑)
初めて思い立って温泉まで歩いたら、その日が「月一の」休館日だった時のショックたるや...
と、話がそれましたが、牧場実習では普段触ることのできない1歳馬・2歳馬や引退したばかりの繁殖牝馬にかかわることができ、また牧場の仕事、あるいは働いている「プロフェッショナル」の人たちの姿を生で見ることができ、非常に勉強になりました。
自分自身、普段散々言われている自分の問題点をあっさり数日で見抜かれて注意されたり、あるいは1歳馬を生で見て、触って手を焼いたりする中で、まだまだ全然未熟だなぁと痛感させられる一方で、将来こうなりたいという目標をより明確に定められた、非常に有意義な10日間でした。
残り研修期間も約4か月。どこまでその目標に近づけるかはわかりませんが、研修を終えるころにはしっかり目標とする「プロフェッショナル」となれるように、これからもより一層頑張っていきたいと思います。
では最後に下河辺牧場の風景写真とともにお別れしましょう。以上、ダーリーがお届けしました。