牧場を知る
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2022/06/02
馬の業界には『三乗七厩』という言葉があります。意味には、「十のうち七割は馬の世話や、厩舎の作業に心を砕き、馬の世話全般を通して馬そのものをよく理解し、馬が快適に暮らせる環境に心を配ることができるようになって初めて真の馬乗りと云える。」というものと、「騎乗が行える様になるには三年程だが、厩舎作業を完璧にできるようになるには七年程かかる」という2つがあります。この言葉の通り、厩舎作業はとても大切なものになります。
私たちの朝は、厩舎作業におおくの時間を割くため早いです。7時ごろには朝飼い付け、パドックの水をつける作業、放牧、馬房清掃が終わっている状態です。その後、昼下がりには集牧を行い、13時過ぎから16時頃までに手入れや厩舎作業全般を終わらせます。それが終わると、夕飼い付けを行い、厩舎周りの環境整備を行います。
私たちは日々同じ作業を繰り返し、その中で馬の健康を守り、馬の癖や特徴を知っていきます。三割の手綱のコミュニケーションだけでなく、七割の厩舎作業の中でもコミュニケーションをとれるよう目指していきたいです。
(A・N)