教育用馬について

BTCには現在、48頭の教育用馬が繫養されています。

その中には地方のGⅠ競走を制した馬や、中央の重賞競走を勝っている馬などもいます。競走馬としての貫禄を残しつつ、おっとりとした性格の馬がほとんどで、私たち研修生は様々な事を毎日教育用馬から教わっています。

サラブレッドはとても繊細な生き物なので、常に健康かどうかをチェックしなければなりません。

朝の馬房清掃時から体温計測をし、体調を崩していないか、脚元に怪我や熱感が等の異常はないかなど、確認することがとても多いですが、私達のために頑張ってくれている馬たちに感謝をしながら毎日お世話をしています。

私は東京でずっと野球をやってきて、自然も少なく、動物を触る機会はほとんどありませんでした。

馬も競馬場で見たことがあるだけで接し方は全く分かりませんでしたが、穏やかで優しい教育用馬たちに教えてもらい、少しずつ馬の事が分かるようになってきました。もっと馬について勉強して、『三乗七厩』の言葉を忘れずに日々の研修に取り組み、プロのホースマンになれるよう精進していきたいと思います。

（K・N）