牧場を知る
牧場で働くまでの流れや先輩紹介、キャリアプランなどを紹介しています!
2017/09/22
今回は、日々私たちの研修に役立ってくれている教育用馬たちについて書きたいと思います。
教育用馬のほとんどは元々競走馬として走っていた馬たちです。なので、騎乗訓練中も、騎乗者が少し気を緩めてしまった瞬間にスイッチが入ってしまい、走路で列から外れて駈け抜けていってしまうこともあります。
他にも、駈け抜けていくことは無くても騎乗者を試して落とそうとするずる賢い馬や、ハミから逃げようとするのが癖になってしまい首を振る馬など、とても個性豊かです。
そんな個性豊かな面々の中で、ひと際目立つ馬がいます。
小さな体にぎょろっとした目、何より目を引くモヒカン。彼はサラブレッドではないので、硬く量の多いたてがみは常時短く切り揃えられ、常にモヒカンヘアーです。
馬房内では大人しく、騎乗でも頑張って走ってくれるいい子です。
しかし、集団放牧に出した途端、彼は一変します。一緒に放牧に出た馬に手当たり次第ケンカを売り、追いかけ回すのです。
ただでさえインパクトの強い見た目をしているのに、そんなギャップまで持っている、彼の名前はミレニアム。
ついに彼は先日、サラブレッドを一頭手下にしました。
そんな個性の強い馬たちと日々訓練に勤しんでいます。