牧場就業促進事務局とは
牧場就業促進事務局は(公社)競走馬育成協会、(公社)日本軽種馬協会 、(一社)日本競走馬協会 、(公財)軽種馬育成調教センターおよびJRA日本中央競馬会の5団体で構成されています。
2008年8月、5団体の職員によって「多くの若者に競走馬の生産・育成の現場をつぶさに紹介することにより、フレッシュでやる気に満ちた若者の就業を促進し、世界の主要レースで活躍できる馬づくりを目指す」ことを目的に設立され、(公社)競走馬育成協会に事務局を置き活動を行っております。
さて、わが国では1年間に約7,000頭のサラブレッドが北海道を中心とした全国850戸の牧場で生産され、1歳秋ごろからの育成調教を経て2歳春〜初夏にかけ全国各地の地方・中央の競馬場でデビューし多くの競馬ファンに夢と娯楽を提供しております。
オグリキャップ・ディープインパクト・キタサンブラック。皆様もよくご存知の名馬たち。日本競馬の長い歴史のなかで馬づくりに情熱を注ぎ、生産・育成技術の向上をめざして、たゆまぬ努力をしてきた牧場とそのスタッフたちの結晶であるといえます。
私たちは、各団体で、競走馬の育成技術向上、強い馬づくりに向けたインフラ整備や種牡馬事業、競走馬のセリの開催、次世代を担う若手騎乗者養成、中央競馬の開催とそれぞれが日本競馬の発展のために日々取り組んでいますが、同時に競走馬の生産・育成を担う、多くの牧場が慢性的人手不足に悩んでいるのを目の当たりにしてきました。
一方、競馬の世界はますます国際化が進展し、いまやサラブレッドは国内のみならず、凱旋門賞やドバイワールドシリーズといった世界の檜舞台で海外の有力馬たちと競う時代になっています。つまり、日本で生産され育成される馬たちがグローバルな活躍をするためには、その基礎となる優秀な人材と技術が欠かせないのです。
「強い馬づくりは、まず人づくりから・・・」 私たち事務局の基本理念です。
これを機に是非とも牧場で働くことに関心をお持ちいただき、日本競馬の未来を支える強い馬づくりを皆様の職業選択の候補のひとつとしてご検討していただければ幸いです。
牧場就業促進事務局一同