騎乗訓練について

騎乗訓練が始まってから3ヶ月と少しが経過しました。初めて馬に跨ったときは不思議な感覚でしたが、今ではそれが当たり前になっています。

　私は乗馬未経験でここへ来たので、初めは何が正しくて何をしたら馬に迷惑をかけてしまうのかが全く分かりませんでしたが、今ではなんとなくですが分かってきたような気がしています。

　私たちは現在、教官方の熱く愛のある指導の下、部班運動や走路騎乗に取り組んでいます。騎乗訓練では、前の馬との距離は2馬身、駈歩や手綱の操作、手前が合っているかの確認など、色々なことを同時に行わなければなりません。その中で冷静に教官方の号令や指示を実行しなければいけないので、かなりの集中力が必要となります。

　訓練では競走姿勢の訓練も行っています。競走姿勢とは騎手がよく乗っている乗り方で、鐙革を短くして馬に乗ります。普通に過ごしていたら滅多にとらない姿勢の為、私含め41期生皆が経験したことのない姿勢に苦労する日々が続いています。

　騎乗訓練は1日の限られた時間でしかできないので、これからも1鞍1鞍を大切に、自分と馬と向き合って騎乗し、立派なホースマンになれるよう頑張っていきたいと思います。

（N・N）